腕が痛いときの治し方

腕の痛み

腕が痛いときの治し方

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今回は腕が痛いときの治し方。

腕は上腕(二の腕)と肘から下の前腕があり、今回は肘から下の腕が痛いときに役立つツボやストレッチのご紹介です。

腕を上げると上腕が痛いような場合は、二の腕が痛いときのセルフケアのコツをご参考ください。

恵比寿整体院でもあまりご相談をいただくことはない腕の痛みですが、日常的にも腕を酷使することはありますし、スポーツマンや私の同業者である整体師やマッサージに従事する方、エステやリラクゼーションサロンなどお勤めの方には腕が痛いお悩みは多いのかもしれませんね。

腕が痛いと言っても、骨の痛みから神経痛、スジの痛みなどがありますが私の専門分野はスジの痛みですので、今回ご紹介する内容も骨折や神経痛などの腕が痛いときのセルフケアではなく、スジのコリなどによる腕が痛いときのセルフケアの解説です。

スジのコリで腕が痛いときにはでツボを圧して解消できます。ついでに肩から腕全体を伸ばせるストレッチもご紹介しますので、腕が痛いときや腕を酷使して疲れている、腕がコっている、腕の筋肉の緊張が取れないような方は是非、ご参考ください。

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ど~も、恵比寿整体院の内山です。

私も仕事柄、腕はよく酷使しますし痛くなることもよくあります。でも私、ツボと経絡の癒しのプロなので自分で何とか治してしまいます。

何かと一人上手なんですね、私。

自分の手の届くところなら、ツボを圧しやすいですしね。これが背中だったら手が届かない…。

そんな自分でもケアしやすい腕の痛みですが、腕が痛いときに効果的なツボが3点と肩と腕を柔らかくできるストレッチが2つありますので解説したいと思います。

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こんな腕が痛いときに役立つ内容です。

腕を酷使してしまったり、無理な動きをしてしまったり、ムリに腕を捩じってしまったりして、腕の筋肉が痛い、腕のスジがコッている、腕が筋肉痛、腕を上げると二の腕が痛い、腕を上げると肩が痛い、肘が痛い、手首が痛い、指が痛い時などや腕の骨や肘、手首の骨折や脱臼のリハビリなどに役立てるツボです。


こんな腕の痛みには役立ちません。

骨折(当たり前)、脱臼や捻挫の直後、ケガや事故などの外傷時。

実はツボは以上のような緊急時にもお役に立てますが、それは素人にはできません。上記のような場合はまず整形外科での処置が必要であり、ほとんどの場合はギブスなどでの保存療法になります。

骨が自然治癒して、動かせなかった関節のリハビリにはツボやストレッチは大いにお役に立てます。

腕が痛いときに役立つツボ

腕が痛いときに役立つ効果的なツボが3点あります。あと首や肩からくる腕の痛みもありますので肩や肩甲骨、首のツボも併せてご紹介いたします。

ご自身の症状や状態にあったツボを圧していってください。


ツボ圧しのコツ

ツボは体幹から末端にかけて圧していくのが効果的です。例えば首や肩のツボを圧してから腕のツボを圧して、最後には手のツボを圧して末端まで気の滞りをとることが大事です。

痛いところや症状のある所だけではなく、末端のツボまで施術することで効果を確かなものにして好転反応を防ぎます。


肘や上腕などの腕が痛いときのツボ

このツボは自分でも圧しやすく浅いツボのため、ツボを圧したときの独特の感覚「響き」を感じやすいかと思います。

響きとはツボを圧したとき、スジ沿いに響く感覚や痛い部分や気になっていた部分やスジに響く感じ、痛気持ちいい感じ、ツボ独特の「効いているなぁ」という感じです。

この響きの感覚は気の滞りが抜けて、気の流れが回復してきた証ですので、響きのある場所や気持ちいい場所など、自分の感覚を頼りにツボを見つけて圧してください。

響きのあるツボを5,6秒持続圧をして、3,4回圧します。

腕が痛いときの治し方・腕のツボ

上腕の内側、肘の上方にあります。

胸の症状をとるのにも使われるツボですが、肘、腕から手にかけての気の滞りもとります。上腕が痛いときや五十肩のように腕を挙げると痛いときにも効果的なツボです。

ツボの場所

肘をぶつけるとしびれてしまうことがありますよね。英語では肘の内側の神経が出ているところをfunny boneといいます。ファニーボーンね、楽しい骨♪で、そこではなくファニーボーンの2,3センチ上方です。写真のように手を当て拇指で探っていくと、前腕~小指にかけて響く、ツ~ンとするツボが探せると思います。

腕のツボの圧し方
写真の状態のまま上腕の骨に向かって圧します。少し下から上に向かって圧すと上手く圧せます。


前腕が痛いときのツボ

このツボは肘の外側が痛いときや前腕や親指が痛いときにも効果的です。親指を酷使したり、重いものを持ったりして親指に負担がかかると固くなり、痛みの出やすいスジです。

とても気持ち良いツボで圧しやすいのでぜひお試しください。

肘下のツボ(大腸経)

肘の下、2~3センチの所にツボがたくさんあります。

写真のように腕を置くと、肘下2,3センチのところのツボがとりやすくなります。

腕と手のツボ

拇指で探っていくと、手の方に響くような、つーんとするようなツボを見つけてください。ツボが見つかったら⑤,6秒ほど持続圧をします。3~6回繰り返してツボを圧します。


前腕外側が痛いときのツボ

力仕事などで上腕全体が筋肉痛の時、小指側の筋を痛めてしまった時や疲労時、小指から前腕外側の小腸経を圧すと、とても楽になります。このスジやツボは自分で拇指では圧しにくいので、自分の肘で圧していくととても気持ちが良いところです。

前腕のツボ・小腸経

座って床(机)に肘を置きます。

写真のように肘を置くと前腕外側に小腸経と呼ばれるスジ(経絡)がとりやすくなります。肘の外側の骨と筋肉の間に小腸経のツボ、阿是穴がたくさんありますが肘下2~6センチくらいで数点圧してください。

肘のとがったところをツボにあてます

肘のとがっている所をツボに当てます。

肘のツボ

ツボに当てたら自分の方に肘を引く感じにツボを圧していきます。上記のように、肘の外側に肘を当てたら、自分の方に肘を引く感じにツボを圧していきます。固くなりがちなスジなので、圧すととても気持ちが良いツボです。




腕のツボを圧したら忘れずに手のツボを圧します。

上記の3点のツボを圧したら忘れずに手のツボを圧してください。手のツボを圧すことで体の末端まで気が通るようにします。

また末端まで気の流れが悪いのに、痛いところや症状のある所だけを施術してしまうと、部分だけ気の流れがよくなってしまい好転反応というものが起こりやすくなります。

これを防ぐためにも末端までしっかりとケアしてください。


手のツボの圧し方

手のツボ合谷

腕のツボを圧したら、手のツボを圧して末端まで気の滞りをとります。親指に直接効くツボですが、ほかのツボを圧したときにもこれによって効果を確かなものにして、好転反応が起こりにくいようにもします。

このツボは有名な会谷(ごうこく)というツボです。手全体の気の滞りを取り、特に親指側の緊張を取る効果がありますが顔面や鼻の症状に効果的なツボでもあります。鼻が詰まっているときにもお役に立ちますね。

手のツボ合谷の圧し方

ツボを骨の際に向かって圧すのがコツです。



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自分で圧しやすく、即効的な効果もあるツボです。親指の痛みなどにはいいですね。合谷は大腸経に属するので、便秘や鼻の症状の治療にも使われます。

上記のツボは腕と手のツボ親指が痛いときの治し方にて詳しく説明しています。

ご紹介した3点とアフターケアの手のツボのツボは圧しやすく即効性もあり、効果を実感しやすいツボです。少し練習すれば見つけ易く圧しやすいので、ぜひマスターしてくださいね。

さらに詳しいツボの種類や探し方、圧し方などはツボ基礎知識にて解説しています。ご興味のある方、ツボを学びたい方はご参考ください。

ツボ基礎知識:

あぁ、あと忘れていましたが腕の付け根の首や肩からくる腕の痛みもあります。腕の痛みでも「ど~も肩や首から来てるんじゃないかな?」と自覚のある方、首こり、肩こりの常連さんは首こりのツボ肩甲骨のツボをご参考ください。




腕が痛いときへの施術法

腕が痛いときの施術法

腕が痛いときのセルフケアをご紹介してきましたが、施術家さんたちのためにご紹介したツボへの施術法も解説していますので治療家さんたちはご参考ください。

腕が痛いときの施術法


2つの腕を柔らかくするストレッチ

肩関節から腕まで効果的に柔軟性を回復できるストレッチをご紹介します。

このストレッチは腕の大腸経・肺経という経絡(気の流れ道)を伸ばして気の滞りをとることができる経絡ストレッチです。


ストレッチの手順

腕が痛いときのストレッチ

立って身体の後ろで親指を交差します。

猫背のストレッチver1-1

肩甲骨のストレッチver1-2

組んだ指のまま、膝を曲げずに全屈していきます。



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腕や肘、肩甲骨とその間の背骨、肩関節の内部にも効くストレッチです。上記のポーズをとって、ゆったりと10回ほど腹式呼吸をしてください。息を吸うたびに背中が伸ばされ、息を吐くたびに体が緩まるのを感じてみてください。

腹式呼吸をしていると、どんどん柔らかくなっていきますので、更に腕を上げてより深くストレッチしていくのがコツです。この形は猫背の改善、背中のコリ、五十肩や肩の症状にもとても効果的です。

床に手をついて行えるバージョン↓もあります。

腕のストレッチ

これも肩関節や腕を気持ちよくストレッチすることができます、猫背の治し方肩こりのストレッチでご紹介しています。




腕が痛いときの治し方・まとめ

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腕が痛いときの治し方、ツボやストレッチでのセルフケアを解説させていただきましたが、ご紹介したツボ圧しやストレッチは比較的行いやすいと思います。

腕は首などと違ってそれほど繊細なところではないので、ツボ圧しも神経質にならずに済みます。がんがんと圧してください(笑)、嘘です、優しく圧してくださいね。決してツボをえぐるように圧してはイケません。

今回は主に肘から下の腕が痛いときのセルフケアの解説でしたが、腕の土台は体幹ですので体の中心(腰やお腹など)を整えることも大事です。

また左右の気の虚実も大事で、不思議ですが施術では右の腕が痛いときに左のツボを施術すると効果的な場合もあります。

また肩関節と対角線にある股関節の問題も上腕の痛みに関与している場合もあります。

身体は血液や神経の流れ、気の流れでつながっていますから、腕が痛いときに限らず全体性を診ることもとても大切なんですね。



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