坐骨神経痛のツボは自分でも圧しやすく、セルフケアしやすい場所ですのでご紹介させていただきます。
女性に特に多い坐骨神経痛ですが、セルフケアしにくい症状ではありません。神経痛や坐骨神経痛の原因である座骨周辺の筋肉やスジの緊張は、主に冷えによって起こります。
冷えで神経やその周辺の筋肉が収縮して、きゅっとなってしまうんですね。ですので半身浴などで下半身を温めたり、ストレッチで足の筋肉をほぐしていったり、今回ご紹介する凝り固まったスジをほぐすことのできるツボが大変に効果的なのです。
坐骨神経痛による痛みやしびれでお困りの方は、坐骨神経痛のストレッチガイドとともに坐骨神経痛の緩和、改善にお役立てください。
坐骨神経痛とは?
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている「坐骨神経(ざこつしんけい)」が冷えや疲労など様々な要因によって、圧迫されたり刺激されたりすることであらわれる、痛みやしびれなどの症状のことを指します。
多くの場合は腰痛を伴い、お尻や太ももの後ろ、すね、足先などに痛みやしびれがあらわれるだけでなく、重度の場合は下肢の麻痺や痛みによる歩行障害を伴うこともあります。
ツボを圧す前に
ツボ圧しは冷えとり、ストレッチと並んで最高のセルフケアなのですが、正確にツボを見つけたり圧したりするのには少々、コツがいります。
ツボ圧しが初めての方は、まずこちら↓をご覧ください。ツボの種類や探し方、圧し方が分かります。
ツボ基礎知識:
坐骨神経痛のツボ・その1
坐骨神経痛による痛みやしびれを緩和できるツボは2点あります。二点とも同じ姿勢で圧せますので、ぜひお試しください。
ツボの位置と圧し方
この寛骨周りには、たくさんのツボ(阿是穴)がありますので、下手な鉄砲も数てば当たるハズ…
また、ここのツボは深いところにありますので、お尻にお肉が多めの方は、お肉をかき分け頑張ってみてください。
坐骨神経痛のツボ・その2
足の付け根、Vラインの際にとても効果的なツボがあります。ほかのツボはその辺にいっぱいツボがありますから、探ってみてくださいと書いてきましたが、ここのツボはとても狭い範囲にあり、とれるツボとしては一点です。スジとスジのつなぎ目ですので分かりやすいと思います。
ツボの位置と圧し方
写真のように仰向けに寝て、膝を曲げたときのVラインの際です。膝を曲げてから探して圧すと分かりやすいツボです。これも横から圧すようにしますが、浅いツボなので少し圧すだけで、気持ちよかったり響きがあると思います。下腿の方に響くことが多くあります。股関節が痛いときはとても効くツボですので、ぜひ見つけて圧してみてください。ツボが見つかったら5,6秒持続圧をします、5,6回繰り返して圧してみてください。
コツは響くツボを探すことです。普段気になっているスジや痛みのある場所、しびれのある場所に響くツボが大変効果的です。ツボを正確に圧したときにおこる独特の感覚「響き」とは気の滞りがとれて気の流れが回復していく証です。
あと坐骨神経痛をお持ちの方は、腰痛や股関節の痛み、膝の痛みなども併発されていると思いますので、痛みや症状がある人は部位別ツボカテゴリーをご参考ください。
痛みや疲れが取れるツボ:自分で圧せる特効穴
坐骨神経痛に役立つ記事
体や関節が固い、体全体が固い、体の柔軟性を取り戻したい、このような方は体を柔らかくするカテゴリーをご参考ください。体の部位別にストレッチの方法や冷えとりの方法までご説明しています。
まとめ
ご紹介した坐骨神経痛のツボは、恵比寿整体院の施術でもよく使います。足先や内もも、膝にまで響くことが多いのですが、かなり強く深くまで響くことが多くあります。心して押してくださいね。
慢性的な坐骨神経痛でお困りでしたら、恵比寿整体院の施術もお役に立てると思います。お近くでしたらお気軽にご相談ください。