今回は【胸部の邪気をとるツボ】息苦しい、胸が詰まるなどの胸部の不定愁訴に役立つツボの自分での圧し方の解説です。
邪気とは何も悪い気ではなく「気が滞っている状態」を邪気と呼んでいるだけです。
ストレスや疲労で日々、呼吸が浅くなりがちな現代。
胸部、特に肺臓や気管支などの呼吸器は気が滞りやすいところで感情にも関わる部分。
自分の思いを声に出して出したり、泣いたり笑ったり、もしくはそのような感情を押し殺したり、胸や喉って感情表現に深く関りあいがあるんですね、それゆえに気が滞りやすい部分とも言えます。
ご紹介する胸の邪気をとるツボは胸部にあるのではなく首の付け根と腕にありますが、このツボを圧すと胸部に響くことがよくあります。
響きとはツボを正確に圧したときの感覚で、痛気持ちいい感覚や気が滞っているスジ沿いに響いたりします。
響きとは邪気が取れ気の流れが回復していく証でもありますから、響きを感じながらツボを圧していくことが大事です。
息苦しい、胸が詰まるといったお悩みは実は恵比寿整体院でもよく頂くご相談です。
そして胸の不定愁訴は特に女性から多く頂くお悩みなんですね、男性からは一回もご相談を受けたことがない…。
これはやはり女性が感情的、もしくは感情を大事にしている性質からなのでしょうか?
息苦しい、胸が詰まるなどの胸部の不定愁訴の改善に役立つ自分でも見つけやすい圧しやすいツボを2点ご紹介しますので、順番に2点とも圧して胸の気の滞りを解消しましょう!
[aside type="normal"]ツボについて詳しく知りたい方は、先にツボ基礎知識をご参考ください。
ツボ基礎知識:
[/aside]
胸の邪気をとるツボ2点
自分でも圧しやすい胸の邪気をとるツボは2点あります。
2点ともご紹介する順番に圧していくとより効果的ですので、解説を頼りに2点とも順番に圧していってください。
首の付け根のツボ
首の付け根に圧すと胸の中や脇の下に響くツボがあります。
胸鎖乳突筋というスジの際にあるツボです。
上記のように手を当て響くような、痛気持ちいいようなツボが見つかったら5,6秒持続圧をします。
持続圧とは圧しっぱなしということです。同じツボを5,6回圧していきます。
このツボは正確に圧せると大変に気持ちよく響き、鎖骨から胸部の邪気をとるのに大変有効でうまく圧せれば胸のつかえがとれたようなさっぱりとした感じになります。
二の腕のツボ
上記のツボを圧したら今度は二の腕のツボを圧していきます。
このツボも胸に響くことがあり、胸部のスジ(経絡)のコリ、邪気をとるのに有効なツボです。
このツボは少し圧す方向にコツがあります。骨を圧す感じなのですが下から突き上げるように圧していくと響きが出やすいツボです。
ツボへの施術法
上記の2点のツボは私も施術ではよく使うツボで胸の不定愁訴は改善しやすい問題です。
ツボへの施術法もご紹介しますが、首の付け根のツボは内頸部にありますので施術の際には頸動脈や気管支を圧さないように注意してください。
首の付け根のツボの施術法:
このツボは横臥位(横向き)でも座位でも圧しやすいツボですが施術においても圧す方向が大事なツボです。
頸動脈を圧さないように細心の注意をもって押してください。
二の腕のツボへの施術法:
このツボは仰臥位、仰向けで圧しやすいツボです。施術でも下から突き上げるようにして圧していくツボです。
胸部のスジのストレッチ
肺経という呼吸を司る気の流れ、経絡は親指から胸にまで走行しています。
この肺経をストレッチできる形と胸部をストレッチできる形があります。2つの胸部のストレッチとしてご紹介していますので記事を参考に気持ちよく胸部をストレッチしてみてください。呼吸が広がるのはとても気持ちいですよ。