どーも恵比寿整体院のゴローです。
今回は自分でのツボの探し方、見つけ方講座です。
生かすも殺すもツボ次第
その前に、ツボは癒しのポイントであるとともに、急所でもあります。使い方次第で、人を生かす活法にもなり、人を傷つける殺法にもなります。
実際に、中国、日本の武道では、ツボを狙って攻撃する教えもあります。
アルマ=ツボ
印方(漢方に対応させてインド・スリランカ伝統医学をいんぽうといいますが、いんぽうではナニがアレで感じが悪いので、アーユルヴェーダね)、アーユルヴェーダやインドの武道では、ツボをアルマ(マルマ)と呼び、癒しのポイントでもあり急所でもあります。そして、ツボは関節付近に多くあるので、肘や膝、足首の関節付近を狙って打撃したりします。
インドのアルマ(マルマ)は漢方におけるツボ(経穴)とほぼ重なりますが、ツボに対する価値観や治療法は、漢方とアーユルヴェーダでは異なりますね。
ちなみに断末魔の末魔がアルマ(マルマ)で、アルマを断って相手をいわしてしまうということらしいですね。
漢方もアーユルヴェーダもツボ(アルマ)は急所なのです、刺したり突いたりエグリまくることで、相手を動けなくする、倒す、もしくは殺してしまう。
(ちなみに私がツボに親しみを持ったのは「北斗の拳」である。同年代の人には懐かしい漫画ですね、ツボを押すと相手が爆発してしまう…、北斗の拳ではツボを経絡秘孔とか言っていましたが、漢方には秘孔という言葉、概念はありません。)
そして、その反対に優しく圧す、さする、温める(お灸のことね)などして相手を癒してしまう。
生かすも殺すもツボに施すこころ次第なのです。
人を生かす医術の活法と、表裏一体の武術で人を殺める殺法。
ですから、古典には「天の宝をみだりに教えてはならない」と書いてあるのです。これはツボや気の癒し方は、人を殺めることにも通ずる(実際に毒物とかの知識もそうですしね)もしくは天の宝(癒しの技術や知恵)をお金儲けにしようとする輩がいるからなのですね。
あぁ、早くツボの探し方を書かなくてはね(笑)
ついつい一言多くなってしまう、病気かな、いいツボないかな(笑)
ツボの探し方、見つけ方
なにはなくとも、まずは自分で試してみましょう、いきなり人のツボを探してはいけません(笑)
探すのは、肘の近くのツボ、名も知らぬ阿是穴です。関節付近にはツボが多くあります。
1、座って自分の膝の上に肘を90度に曲げて置くか、机の上などに肘を曲げて置きます。
2、プロっぽく(笑)中指に人差し指を添えて中指の腹でツボを探していきます。
3、場所は肘下3センチくらい、今の体勢ですと腕の真ん中辺です。
4、先ほど作った指、中指を当てて少し深く圧してから、前後に動かしてみます。ん、何かスジッぽい感じや砂粒みたいな感じがあると思います。分かりにくかったらスジに沿って少し左右にずらしてまた前後に動かしてみます、ん、砂粒みたいなところが見つかりましたかね。
6、スジっぽいところや砂粒みたいなものを感じたら、そのまま中指で強めに圧してみてください。気持ちいい感じや、スジに沿って響くような感じ、指先の法にまでつーんと響く感じがあったら正解です(笑)そこがツボなのです。
このスジ(経絡)は大腸経という経絡です。人差し指から鼻までつながっているスジです。鼻の症状の治療や匂いがしない、味がしないなどの鼻、口の症状の治療にも用いられます(喉は肺経です)また肩などのツボを治療したら、腕~手のツボを治療することで、末端まで気の通りを良くするために用いられます。
今日はツボを探すところまで、ツボの圧し方は次回です、お楽しみに。
ツボ基礎知識:
痛みや疲れが取れるツボ:自分で圧せる特効穴