今回は、すねが痛いときに役立つセルフケアをご紹介します。
すねが痛いといっても、すねの骨をぶつけてしまってすねが痛いときではなく、すねの筋肉やスジが痛いときのセルフケアです。
むこうずねをぶつけてしまって痛いときは我慢するしかありません(笑)。
すねが痛いとき
弁慶の泣き所の通り、すねは意外と急所なんです。
それは皮膚の下にはすねの骨(脛骨)があり、お肉で保護されていない部分で、ここをぶつけると骨に直接響く痛み、神経に直接触れられたような痛みが起こるからです。
でもね、そういう痛みはセルフケアできない…、我慢するしかない。
こんなところを地味にローキックされまくったら地味にKO。
私も若いときはスケートボードにハマっていまして、すねをぶつけまくってすねがボコボコ。
今でもすねがあっちこっちへこんでいます。
すねってぶつけると地味に痛いんですね、じ~んと後を引く痛みです。
まぁ、そういう時は我慢してもらうとして、すねのスジがつ~んと痛いとき、張るようなすねの痛みにはツボやストレッチが大変お役に立てます。
すねが痛いときに役立つツボ
すねの痛みに限らず、つ~んとするようなスジのコリや痛み、筋肉痛にはツボ圧しが大変効果的です。
なんで、ツボがスジの痛みなどや緊張をほぐせるのか?
これは科学的にはいまいち上手く説明できないのですが、症状とは気の滞りが引き起こしていてツボを圧すことで気の滞りが取れる、ツボを圧すと邪気が抜ける、としか言いようがないんですね。
東洋医学は経験医学であるから、科学的な実証は曖昧な部分も多いのです。
で、すねが痛いときのスジとツボね。
すねが痛いときのスジ
すねのメインの筋肉「前脛骨筋」は足先を上げる働きをします。
今その場で踵をついて足先を上げてみれば、すねの前脛骨筋がぴ~んと張るのがわかると思います。
なんかこの足先を上げる動きってやけにスジが張るのがわかるんですね、他の筋肉より明確にわかる。
だから、すねのスジが痛いときには独特な感じがするのかもしれません。
この前脛骨筋のスジ上にツボがあります。
ツボの圧し方
骨と骨の細い隙間にあるので自分でも探しやすく圧しやすいツボです。
写真のように女の子座りをすると、すねの表面の筋肉の緊張が取れてツボを圧しやすくなります。
このツボは前脛骨筋の付着部にありますので、膝下の骨と骨の間のスジを圧していく感じです。
少し膝下に入れ込むようにして圧すと圧しやすいです。
ツボは正確に圧せると、痛いスジや張っているスジにぴ~んと響くような感じがあります。
響きとは気が流れ、気の滞りが回復してくる証ですから、そのような響く場所を自分の感覚を頼りに探してください。
響くような場所が見つかったら、そこを10秒ほど持続圧(圧しっぱなし)して同じ場所を5,6回繰り返して圧します。
このツボは圧すととても気持ちいいツボで、すねのスジが痛いようなときには数回押すだけでとてもすねのスジが楽になると思います。
すねが痛いときの施術法
上記は自分でのツボを使ったすねが痛いときのセルフケアのやり方ですが、施術ではこのツボは膝で施術していきます。
すねが痛いとき、すねのスジの緊張や張りをとるには親指より膝で施術していくのが最適です。
治療家さんたちはすねが痛いときの施術法をご参考ください。
すねを柔らかくするストレッチ
すねが痛いときに役立つセルフケアというよりも、すねのスジを柔らかくして筋肉痛になりにくいスジの状態、痛みを出す必要のない体の状態を作る為のストレッチですが、すねのストレッチには2種類あります。
この2つのストレッチはすねのストレッチにて解説しているので、ご興味のある方はご参考ください。
まとめ
足早にすねが痛いときにセルフケアをご紹介してきましたが、ツボは上手く圧せませたかね?
ツボって正確に圧せるとスジのコリや痛みなどを取るには即効性もあり、また大変気持ちいいものです。
長い人生、ツボやストレッチのようなセルフケアは大変お役に立てると思います。
ご自身の症状、体の状態にあったセルフケアの記事をお役立てください。