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背中が固い…、疲れやコリは背中に溜まりやすく、特に肩甲骨と背骨の間はコリやすく、東洋医学ではここから邪気が入り込み抜けにくい場所だとされています。
今回は内臓にも良い、大変気持ちいい背中のストレッチ、伸ばす・曲げる & 側屈 の3種類のストレッチをご紹介します。
背中は手の届きにくいところ…、背中にはコリをとれる効果的なツボがたくさんあるのですが、いかんせん自分では圧しにくい…。
でもストレッチなら、気持ちよく効果的に背中の疲れやコリを解消できます。
背中のストレッチは背骨のストレッチと同様に体幹を伸ばしますので、五臓六腑、内臓の活性化にも大変効果的です。肺などの呼吸器や胃や腸なども気持ちよくストレッチできて内臓の中から血行を良くするできる形がありますのでご紹介させていただきます。
背中のストレッチのコツ
背中には経絡(けいらく)という気の流れ道の中心があります。東洋医学では背候診(はいこうしん)といって背中で気の状態を診断したり、背部経絡を施術したりします。
特に背中の中心、背骨の横は内臓の状態が表れやすく、効果的なツボも背中にはたくさんあります。
内臓の負担からコリやすいんですね、背中って。特に食べ過ぎが続くと背中の胃腸の経絡がコッて固くなってきます。
ですので、単に筋肉をストレッチするだけでなく、背中の気の滞りが取れるように体の芯からコリをとる方法が大事です。
それには腹式呼吸を使ってご紹介する経絡ストレッチを行っていただけれ申し分ありません。背中といえど安全に効果的にストレッチを行うためには腹式呼吸が欠かせませんので、先に腹式呼吸をご説明しますね。
腹式呼吸:
息は口から吐いて、鼻から吸うようにします。
効果的に体を緩めるコツは、腹式呼吸にあります。いくら柔軟やストレッチをしても体が柔らかくならないような方は、呼吸が浅いのです。
体の固さって、神経の緊張が原因ですから、頑張ってうんうんとストレッチしても準備運動くらいの効果しかないのです。
腹式呼吸が初めての方もいらっしゃるかもしれませんが、呼吸をうまく使うと、普段から交感神経優位の緊張している体を、副交感神経優位のリラックス状態にすることができます。
ヨガのように呼吸を使い、腹式呼吸でリラックスしながらご紹介するストレッチを行うと、呼吸の度、息を吐くと体が緩まり、息を吸うと背中がよりストレッチされるのを感じることができます。
腹式呼吸が苦手な方や初めての方は、体を柔らかくする腹式呼吸をご参照ください。
2つの背中のストレッチ
何事にも裏表があります。背中も曲げる・反るの2つの動きがありますので、曲げるストレッチと反るストレッチ2つセットで行ってください。
曲げる背中のストレッチ
このストレッチは腰から背中、首まで深くストレッチできる形です。深く首を曲げていきますので、ストレッチの最中は絶対に首を横に向けないでください。目線はおへそを見るようにします。
決して無理をせずに、自分の身体の柔らかさに合わせて深さを調整してください。毎日行えばすぐに柔らかくなってきます。
首こりや肩こり、頭痛予防にも大変効果的なストレッチです。
反る背中のストレッチ
では次は、背中を反るストレッチです。先ほどの背中を曲げるストレッチが終わったら、そのままの姿勢から始めます。
上記のポーズでいつもなら腹式呼吸をしてくださいと書くのですけど、上記のポーズで腹式呼吸は難しいのです。その代わりに今回は、胸をめいいっぱい大きく広げるように、呼吸してみてください。肋骨ってこんなに広がるんだとびっくりしますよ。普段、腹式どころか胸の呼吸さえ大きく使えていないのですね。
ゆったり大きく息を吸いながら、さらに胸を天井に突き上げてください。とても気持ちよく背中や肩甲骨をストレッチできます。
その他の背中を伸ばせるストレッチ
基本の背中を曲げる・反るストレッチをご紹介させていただきましたが、もう少し深く背中や腰をストレッチできる形もあります。
更に背中をストレッチしたい方、背中のコリを何とかしたい方はご参考ください。
背中の側屈のストレッチ
背中の側屈のストレッチ・動画解説
背中の側屈ストレッチの動画解説を作成しましたので、写真だけでは分かりにくかった方はご参考ください。
[su_youtube url="https://youtu.be/3AaGjJPKNUo" width="640" height="360"]
まとめ・追記
更に背中や背骨をストレッチできる形があります。背中を伸ばしたり曲げたりする連続ストレッチですが、長くなりそうなので今回は割愛させていただきました。
体全体の活性化、柔軟性を高めるために最適なストレッチです。