腰が痛いから姿勢が悪いのか?姿勢が悪いから腰が痛くなるのか?
その正解は両方です。
今回は、腰に負担をかけない正しい姿勢と、自然と正しい姿勢になる2つの方法をご紹介いたします。
腰の姿勢は、腰の痛みなどの原因となるばかりではなく、美しさにも深い関係があります。腰が立った自然な姿勢はきれいですよね。
今回は、そんな腰が立った自然な姿勢を実現する、腰の姿勢の改善法を2つご紹介したいと思います。
腰の姿勢
腰とお腹は体の要です。体の中心なのでここが姿勢が悪いと、体全体に多大な影響を及ぼします。腰の骨の上に胸や首の骨が載っていますから、腰の姿勢の悪さは腰の痛みのみならず、猫背やストレートネック、首や頭の痛みや症状、お腹の中には生きていくのに不可欠な内臓がありますから、内臓の機能不全にまで深く関係しているのです。
悪い姿勢
いかにも腰が悪そうな姿勢ですね。お腹やお腹の中の体を支えている大腰筋(だいようきん)が疲労や老化で弱ってきたり、疲れが溜まってくるとお腹に力がなくなり、腰を支えきれなくなり姿勢が悪くなってきます。
腰の姿勢を決めるのは大腰筋と小腸
この大腰筋が老化や疲労で弱ってくると、腰が丸くなり姿勢が悪くなるのです。大腰筋は腎臓と同じ神経支配を受け、腎経という腎臓の気の流れ、体の根源的なエネルギーに関与していますので、大変に重要な筋肉です。
また下腹部にある小腸は消化吸収という生命の根本的な機能を行う内臓です。食べ過ぎなどで消化器に負担がかかった状態が続くと、お腹と腰が丸くなった姿勢になり、更に下腹部内臓(主に小腸)の循環不良を招きます。
食べすぎも腰の姿勢に影響しているのですね。
正しい姿勢
体は楽な姿勢を自然に取ろうとします。姿勢が悪いのは体がそのほうが楽だからです。食べ過ぎでお腹が緊張しているのに無理に姿勢をよくしても無駄ということですね。腰やお腹の緊張がとれれば、自然と腰が立ち正しい姿勢になります。
腰の姿勢の改善法
食べすぎが続いている人は、節制するのも必要です。半身浴などでも内臓の血流を回復させていくことができますし、血液の流れをよくする半身浴は健康と美容に欠かせませんので、ぜひ半身浴のやり方をご参考ください。
ご紹介する姿勢の改善法、ストレッチも半身浴の後に行えば、さらに効果的です。
お腹の緊張をとる腹式呼吸
まずは腰の姿勢をよくする腹式呼吸からご紹介いたします。腹式呼吸だけでも下腹部内臓の緊張をとり、腰とお腹をリラックスさせることができます。ゆったり大きくお腹をへこませて口から息を吐き、お腹を膨らますように鼻から息を吸います。
腹式呼吸のやり方
お腹に手を当てできるだけ大きく腹式呼吸を10回ほど行ってください。息を吸うたびに腰が立つようにするのがコツです。
from 腹式呼吸のやり方
この腹式呼吸って姿勢の改善に大変効果的なんです、呼吸が浅いから姿勢が悪くなってくるとも言えますね。
これからご紹介するストレッチも全て腹式呼吸をしながら行ってください。腹式呼吸をしないとストレッチは準備運動くらいの効果しかありません。安全に効果的に腰の姿勢を改善するには、深い腹式呼吸が欠かせないのです。
腰のストレッチ
これは大変深く効果的なストレッチです。腰の痛みや姿勢の悪さは正直、このストレッチだけで十分に改善することができます。
自分になった深さで気持ちよく腹式呼吸を忘れずに行ってください。
ストレッチの手順
上記の姿勢で腹式呼吸を10回ほど行うと、体の中心であるお腹と腰を効果的に緩めることができます。決して無理はしないで、呼吸のたびに腰やお腹が緩まったりストレッチされるのを感じてみてください。
さらに深い腰のストレッチもあります。
開脚ストレッチ
上記のストレッチだけでも十分なのですが、腰が固い人、姿勢が悪い人は全身が固いと思いますので、腰とお腹を緩め、全身の柔軟性を回復させるストレッチもご紹介させていただきます。
腰やお腹の中を伸ばすことができる、大変に気持ち良いストレッチです。
ストレッチの手順
腰の姿勢改善法まとめ
腹式呼吸が初めての方や苦手な方は、少し練習が必要かもしれませんね。
少し本格的なストレッチになりますが、体全体、特に背骨の柔軟性を高めるストレッチもご紹介しています。ご興味のある方はご参考ください。