恵比寿整体院が贈る施術の手引き。今回は首こりや首の痛みへの施術法です。
首はコリやすいところですが、スジのコリはツボへの施術が大変効果的です。
あと、自律神経の緊張が首の緊張を招きますので、首への施術だけではなく全身への基本の手技(特に下半身を緩めると首の緊張も緩みます)、お腹への施術、任脈督脈の調整(CV4)で全身をリラックス状態に導いてあげてください。とくに首の緊張にはCV4が有効です。
首こり、首の痛みへの施術の手順
まず、ここでいう首の痛みとは一般的なスジのコリが引き起こす首の痛みのことです。骨折や頸椎ヘルニアが引き起こすような首の痛みへの施術法ではありませんのでご注意ください。
全身への基本の手技のあと、首のツボを施術して、最後にお腹への施術とCV4でかなりの改善効果が得られるはずです。
首のツボへの施術
首こりのツボは4点あり、2点は首の後ろ側面の症状、もう2点は首の側面から前部の症状に役立ちます。
受け手の状態、首の後ろ側か横前側か、状態に合わせたツボを施術してください。
ツボへの施術の後は、お腹への施術、任脈督脈の調整(CV4)を行いますが、自律神経の緊張をとるのに大変効果的なCV4は、首や目などの顔面の緊張をとるのに役立ちます。
また首こり、首こりからくる緊張性の頭痛を引き起こしているスジは胆経であることが多くあります。
そのようなタイプには、全身の胆経への施術が有効です。
特に下半身の胆経のツボを施術すると、首や上半身の胆経がほぐれることが多々あります。
胆経は体の側面を走行していて、太い筋肉やスジを走行していますので圧すと特に痛いという特徴がありますが、スジの慢性的な緊張といった場合には胆経をほぐすのが理想的です。
上記の2点のツボは、上半身の胆経をほぐすために効果的なツボです。
下半身のツボなのに、施術すると気の滞りのある部分、首や頭にまで響くことがあります。
ツボへの施術法
首こり、首の痛みへのアドバイス
ご紹介したツボは自分でもセルフケアしやすい、圧しやすいツボです。自分での圧し方などをアドバイスしてあげてください。
また、首を柔らかくするのに大変効果的なストレッチもあります。しかしこのストレッチは首を痛めやすい形ですので、まず自分ができてから人にアドバイスしてあげてください。
あと胆経・肝経のストレッチもお役に立てます。これは施術前にも行うものですが、自分でも行いやすいので上手く自分でもできるようにアドバイスしてあげてください。