恵比寿整体院が贈る気の癒し・施術編。今回は股関節の痛みや違和感への施術法の解説ですが、股関節の脱臼や損傷による問題ではなく、よくあるスジの緊張やコリによる問題への対処法です。
股関節の痛みや違和感にはツボへの施術が効果的です。あと関節は使わなければどんどん動きが悪くなってしまうものです、セルフケアとしてのストレッチ、股関節を柔らかくする方法などもご紹介しておきますので、施術だけではなくセルフケアのアドバイスもできるようにしてください。
股関節の痛みや違和感への施術
股関節の痛みや違和感は特に女性に多い症状です。出産後にこのような症状を訴える女性が多いのですが、女性は妊娠出産の過程で骨盤や股関節が変位する為でしょう。
男性からはスポーツマンでもない限り、あまり股関節のお悩みは聞きませんね。
で、股関節の痛みや違和感の施術ですが、基本の全身への手技のあと、症状に合わせたツボを施術していきます。
股関節のツボ
全身への基本の手技のあと、股関節の痛みや違和感を解消できるツボを施術していきます。
効果的なツボが2点ありますが、このツボは股関節の症状には即効性もあり、大変に役立つツボです。
(自分での股関節のツボの圧し方)
ツボは股関節の上の臀部に一点、股関節に一点ありますがこの2つはセットでよく施術します。特に股関節とは離れている臀部のツボは効果的です。
順番としては体幹部から末端に向けてツボを施術していくのが基本なので、臀部のツボのあと股関節のツボを施術していきます。
臀部のツボへの施術
受け手は横臥位、横向きになり上方の足を床に落とすと臀部のスジが緩みツボを施術しやすくなります。拇指で圧す場合は床に向かって真下に圧していくようにします。
このスジやツボはとても太いので、拇指で施術するのが大変なら肘で施術していきます。
肘で施術する場合は特に力で圧さないように気を付けてください。肘でツボを施術するには正確にスジやツボをとらえることができること、スジのゆるみを取るという動きができることが必要です。
股関節のツボへの施術
股関節のツボは股関節のV字ラインにあり、圧す方向としては真横から圧す感じです。
受け手は横向けに寝て、圧す方の足を前に落とします。術者は受け手の前方に両膝を広げて座ります。写真のように手を当てて両拇指で術者の斜め下に向かって圧していきます。
写真のように横臥位だと、床に向かって圧していく方向です。
ツボへの施術法
股関節を柔らかくする方法
上記のツボ2点で股関節の痛みや違和感はかなりの割合で解消できます。
しかし施術で症状を改善するだけではなく、自分でもセルフケアケアできるようにアドバイスをしてあげてください。
股関節は使わないと、どんどん固くなってしまいますし、固くなるということは股関節に力が入らないということです。
股関節が弱いと、腰を痛めたり、膝や足首を痛めたりしてしまいますので、下記記事などを参考にして股関節の柔軟性を回復できるように導いてあげてください。
施術前の経絡ストレッチでも取り入れている形ですが、股関節の症状や腰の症状に大変効果的です。
股関節のセルフケア