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東洋医学の真髄、気と経絡の治療の道に入り十数年が経ちましたが、患者さんたちには気の治療とともに冷えとりやストレッチなどのセルフケアをアドバイスしてきました。
冷えとりとストレッチ、この2つはとても重宝します。自分で健康になれる、健康を維持できる究極のセルフケア(笑)。
今回は私のストレッチに対する考え方や、恵比寿整体院で行っている経絡ストレッチやよく患者さんにアドバイスしているストレッチなどをご紹介します。
ストレッチの心得
私自身、20代はスノーボードの選手として活動してきましたし、東洋医学の治療とともにヨガや合気道や様々な民間療法を学んで実践していきました。
その中から、これだけは健康のためにやってほしい、ということを患者さんやこのブログでもお伝えしているのですが、その中でも冷えとりとストレッチは欠かせません。
冷えとりは患者さんに日々の日常で実践してもらうコトですが、ストレッチは恵比寿整体院の施術でも併用したりもします。
↑こんな感じで私が補助しながら行うのですが、補助があると一人でストレッチを行うより、正確により深くストレッチすることができます。
そしてこのストレッチの形は、単に筋肉や関節へのストレッチ効果を狙ったものではなく、経絡(けいらく)という気の流れをストレッチして、気の滞りをとり気の流れを回復させるものです。
経絡ストレッチ
体には気が流れていて、この気の流れ道を経絡(けいらく)といいます。
主な経絡が14本あり、14正経ともいいます。各経絡に内臓の名前がついていますが、経絡は内臓機能や体の機能だけではなく感情などの精神面をも司どっています。
で、生きているといろんなことがあってこの経絡が縮んでしまうんですね。生きるのに苦労して元気がなくなってしまうんです。
この気の流れが元気がない状態を東洋医学では虚(きょ)といいます。
食べ過ぎが続いて消化器が疲れてくれば、胃虚(いきょ)という胃経(いけい)という気の流れが弱った状態になるし、冷えが続けば腎虚(じんきょ)という腎経(じんけい)が弱った状態になります。
虚とは力なく弱まっている、奥まっているという状態ですから、経絡がきゅっと縮んでしまっている状態ですね。
また気は生命のエネルギーですから、冷えに特に弱いのです。体が冷えると全身がきゅっと縮んでしまいます、寒いと体はあまり開放的な感じがしませんもんね。
それで日々、苦労を掛けている経絡ちゃんをケアしてあげたいのですが、やはりそれには体を温めてあげる冷えとり(正確には下半身を温めてあげる)と経絡を伸ばすストレッチが最適なのです。お金もかからないしね。
呼吸とストレッチ
で、この経絡ストレッチも普通のストレッチのようにうんうんと頑張ってやってもあまり効果はないんですね。頑張って体が緊張した状態でやっても準備運動くらいの効果しかありません。
より効果的にストレッチするには腹式呼吸が欠かせないのです。
これはヨガのアーサナ(ストレッチのような運動法)を参考にしていますが、ヨガのアーサナや様々な行法は腹式呼吸が基本です。腹式呼吸だけ行ったり様々な呼吸法のバリエーションがあります。
呼吸はうまく使うと体を心からリラックスさせることができ、経絡ストレッチも腹式呼吸をしながら行うとその効果は何倍にもなります。
自律神経のバランスを整えるのに大変良いとされている腹式呼吸ですが、私たちは思っている以上に普段から呼吸が浅いんですね。神経も常に緊張している…、娑婆は娑婆、生きるのって辛いのね。
ですので、気の流れを回復させるためにも、神経の緊張を鎮めるためにも腹式呼吸が重宝するのです。
腹式呼吸のやり方
息は口から吐き切り、鼻から吸うようにします。このブログでご紹介しているストレッチを行いながら腹式呼吸を行うと、息を吐くたびに腰が緩まり、息を吸うたびに腰が更に伸ばすことができるのを感じてみてください。ストレッチの効果を高めるには、ストレッチされている部分を感じるというのも大事なのです。
腹式呼吸が初めての方や苦手な方は、腹式呼吸のやり方をご参考ください。
女性に特に多いのですが、深く呼吸することができない、意味が分からない…、といった方も多くいらっしゃいます。そのような方は少し練習してみてくださいね。
お腹に手を当ててゆったり大きく、リラックスしながら自分でどこまで力を抜けるか?お試しください。
7つの経絡ストレッチ
恵比寿整体院では、患者さんの気の状態の把握のためにも経絡ストレッチを行っています。気の状態は個性があり胃の気の流れが悪い人や肝臓の気の流れが悪い人、この経絡だけやけに固いなど様々な気の状態があります。
特に固い部分や力なく弱っているようなスジ(経絡)はあなたの弱点の部分かもしれませんし、特にそこに負担がかかっているところかもしれません。そのような部分は特に丁寧にストレッチを行うとよいです。
経絡ストレッチ:
メインのスジ(経絡)が14本あると書きましたが、一つのスジに陰陽、裏表のスジがありますので、7系統の気の流れがあるということです。
ですのでストレッチも7つの形があります。
(14コじゃなくてよかったですね)シンプルな6つの形と、連続して行うストレッチを1つまとめてありますのでご興味のある方はご参考ください。
各経絡の働きや関係する症状なども解説しています。心身のケアはこれと冷えとりだけでいいくらいです。半身浴とこのストレッチだけでも十分に健康を実現できますよ。
人気のストレッチ
上記の基本のストレッチには入れませんでしたが、ご相談の多い腰痛や股関節の痛み、婦人病や不妊症の真の原因である下腹部の虚という状態、腰やお腹を柔らかくするのにとても効果的なストレッチがあります。
実はお腹って経絡の中心で、気の中心なんです。全部の経絡の中心がお腹にあるといってもいいですね。ですからこれだけでも14経絡全部、体全体を活性化することができます。
ご自身のお腹の固さに合わせた3段階のストレッチの方法を解説していますので、ご興味のある方はご参考ください。
お腹のストレッチ
体を柔らかくする方法で、お腹の中心(丹田・たんでん)の説明、体を柔らかくするコツとともにこのストレッチのやり方を解説しています。動画解説もありますのでご参考ください。
運動はきつければきついほどいい…、そんな運動マゾさんのためにも上記のストレッチからの進化形↓もついでに解説しています。アスリートやより深いストレッチをお求めの方に大人気です。(私も大好きです)
症状別ストレッチ一覧
体の痛みや辛い症状でお困りの方は、各記事をご参考ください。
- 腰痛改善ストレッチ
- 肩こり解消ストレッチ
- 猫背改善ストレッチ
- 足首のストレッチ
- 股関節を柔らかくする方法
- 足首を柔らかくする方法
- 肩甲骨を緩めるストレッチ
- 太ももの筋肉痛のストレッチ
- ストレートネックが改善できるストレッチ
ストレッチを学びたい人は静岡県三島市の恵比寿整体院にお気軽にご相談ください。
このストレッチ・ツボブログでは様々な症状に対するストレッチをご紹介していますが、いかんせん体の動きって解説しにくもんなんですね。ですから写真解説も多く載せていますし、動画解説もまだ少ないですがこれから増やしていきたいと思います。
本気でストレッチを学びたい方や受けたい方、様々な症状や不定愁訴を何とかしたい方は静岡県三島市の恵比寿整体院にご相談ください。ツボや経絡への施術と合わせてストレッチや自分でのツボ圧しや冷えとりなどのセルフケアも指導しています。施術回数はかかりませんし、ツボやストレッチ、冷えとりなどのセルフケアは覚えてしまえば後は実践するのみです、遠方の方でもお気軽にご相談ください。
静岡県三島市の恵比寿整体院
住所:
〒411-0841 静岡県三島市南本町17-5
ご予約方法:
受付電話:055-972-8956
(午前中は出張になります、移動中も多いので繋がりにくい場合は携帯電話 090-9916-5267 にご連絡ください)
施術費:
6000円(初診料はありません)
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