ど~も、恵比寿整体院の内山です。
気の原理・心編としてどのような心持のとき、気が最も豊かに強く働くのかを解説しているのですが、それはエゴ(自意識)から離れているときだったり、願いを持っているときだったり、笑顔のときだったりします。
今回のお題は「深まる気」ですが、心が無限に深まっていくとき、気もまた際限なく広がっていくものなのです。
気持ちってここまでっていう限界はないですよね。人を好きになるときも、「あなたのここまでは好き」ではつまりませんもんね。
この際限なく気持ちが深まる、志を高く持ち続けるっていうことは人生においてとても重要なコトです。
気持ちって「このくらいでいい」とか「この辺を維持しよう」とすると時間とともに落ちていくんですね。
これは時間という悲しい性です。物も心も時間とともに劣化していく…。
だから気持ちは高め続けるしかないんですね。
志を持ち高め続ける。
気持ちを深め続ける。
願いを深め続ける。
これしか時間に対抗できないのです。
まぁ、気持ちを高め続けるコトと現状維持ではどちらがポジティブか言うまではないでしょうが。
人の幸せを願うとき、祈るときってそうですよね。
ここまで願ったからいい、というものでもない。
自分の子供や愛する人の幸せを祈るときの気持ちっていえば理解しやすいのでしょうか。
そしてこのような気持ちが深まっていくときの身体感覚、気の間隔って本当に気が際限なく広がっていく感じなんですね。
エゴに囚われて人の幸せを願えないときって、身体の感覚はぎゅっと縮んでしまったかのような感覚。求心的な感じです。
反対に思いが深まっているときって、身体の感覚、身体の境界線が無限に広がっていく感じ。遠心的な感じです。
自分の身体感覚、自分の気を感じてみてもそうだし、人の気を感じてみてもそうです。
自分の感覚より人から受ける感覚のほうがわかりやすいですかね。
少し人から受ける気の感覚、雰囲気を思ってみれば、気持ちの良い雰囲気の人っていますよね。
邪気がないというか、無邪気というか、天真爛漫というか、そういう雰囲気を持っている人。
最近ならオーラがある、とかかな。
気持ちが外に外に広がっている人。そばにいても気持ちよさを感じる人です。
気持ちを深め続ける、志を高く持ち続けるっていうお話なんですが、あなたの気持ちが発する気も周りの人が感じているんですね、無意識にでも。
あなたは周囲の人にどんな気を与えたいんでしょうね?
どうせなら気持ちいい気、それこそ際限なく広がっていく気を与えたいとは思いませんか?
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