特効穴20は手のツボの圧し方、施術法です。
特効穴は今回で最後、20個(?)のツボを解説し終えます。全身への基本の手技の後、各症状にあった特効穴を施術すれば十分なほどの改善効果、実感を得ていただけると思います。
具体的な症状への施術法、施術の流れは後日、症状や症例ごとに解説していきます。
20点の特効穴の施術法:
手のツボの圧し方
ということで栄えある最後の特効穴ですが、このツボは前腕のツボ同様に首や肩の施術を行ったときに、上肢の末端まで気の滞りをとり好転反応や気ののぼせを防ぐために使います。
もちろん拇指の痛みや肘の痛み、手のスジや前腕のスジのコリを取るのにもよく使います。また鼻の症状や便秘にも効くツボです。
自分でも圧しやすいツボですので、ツボの場所、自分での圧し方、施術法を順に解説していきます。
手のツボの場所
手の人差し指と親指の骨の間にいくつかのツボがありますが、特に効くのは人差し指の骨の手首よりの部分です。
合谷(ごうこく)としても有名なツボですが表面というより少し深い部分に存在するツボです。
自分での圧し方
写真のようにツボを圧す手で圧されるほうの手をつかみ拇指で圧していきます。
人差し指の骨の際に入れ込むように圧していくのがコツです。
手のツボへの施術法
このツボは横臥位でも仰臥位でも伏臥位でも座位でも圧せますが、圧しやすいのは仰臥位(あおむけ)と座位です。
仰臥位でも座位でも両手で受け手の手を包むようにして拇指で圧していきます。
もう一つの手のツボ
特効穴に入れようかどうか迷ったのですけど、21じゃ歯切れが悪いので手のツボver2として記しておきます。
このツボは手全体の邪気をとれるツボですが、先ほどのツボ同様に末端まで気の滞りを取るために施術することがほとんどです。
先ほどのツボとセットにして施術してください。順番は先ほどの合谷の後に圧すのが望ましいです。
ツボの場所
薬指と小指の間にありますが、薬指の骨の小指側の側面です。
この辺を圧していくと、つ~んと響くような痛気持ちいいような場所が見つかると思います。
自分での圧し方
写真のように手を当て拇指で圧していきます。薬指の骨の側面から圧していく感じです。
施術法
このツボは受け手は仰臥位か座位が圧しやすい姿勢です。
画像は撮影できしだいアップしていきます。