特に効くツボ、名付けて特効穴(とっこうけつ)その6は肩甲骨のツボ1です。
肩甲骨のツボは1,2あり、ここは2点とも自分では圧しにくいので、いつものような自分での圧し方、セルフケアの解説はありませんので、ここでは肩甲骨のツボへの施術法を解説していきます。
特効穴6、肩甲骨のツボ1
肩甲骨のツボ1ですが、肩甲骨のツボ2と同じスジにあり、この2点はセットで施術することがほとんどです。
自分では圧しにくいので、まずは誰かに圧してもらってそんな感覚があるのか確かめてください。
肩甲骨のツボ1の効果としては、肩こり、背中のこりはもちろんのこと、上肢の緊張や痛みやしびれ、胸部の症状などの問題にも役立てます。
肩甲骨のツボ1の場所
扁平骨に分類される肩甲骨と肩甲骨の間はコリやすい部位ですが、自分では触りにくくセルフケアしにくい場所です。
またこの肩甲骨の間は邪気が入り込みやすく抜けにくい場所とされています。
肩甲骨のツボとしてご紹介していますが、肩甲骨にあるのではなく肩甲骨の際のスジにあります。
施術時にツボを圧す場合の姿勢
ツボへの施術は全身への基本の手技でもそうでしたけど、基本は写真のようにつま立ちで座ります。踵をつけて自分の軸と重心をど真ん中に置きます。
丹田にある程度の力を入れて、両足(太もも)の内側を締めるようにして膝で床を踏みしめます。
足の裏もテンションをかけて張るようにすると、全身の力がシンクロして力が逃げずツボを圧す方向と力が定まります。
ツボが正確に圧すコトができるように、身体が最も効率的に力を発揮できる(伝えることのできる)気の原理に即した身体の使い方を散々とご紹介してきたのはこのためだったんですね。
ツボを圧すには、丹田や腎経の力の入れ方を体得していなければできません。
また、足首が硬くて上記の座り方ができない方は、足首を柔らかくする方法や股関節が固くて上記の座り方がきついような方は、股関節を柔らかくする方法や股関節の柔軟をご参考ください。
肩甲骨のツボ1への施術法
受け手は横臥位(おうがい)、横向きになると上記の姿勢でツボが圧しやすくなります。
両拇指を揃えて手を置きますが、ツボを圧すのは片拇指です。
肩甲骨のツボ2も同じ姿勢で自分がずれて圧していけます。
また肘で施術することもあります。
肩甲骨や肩甲骨の裏側、胸にまで響くことがあり胸部や肩甲骨周辺の邪気をとるのに大変有効です。