特に効くツボ、名付けて特効穴(とっこうけつ)その5は肩のツボ2です。
この肩のツボの場所は肩甲骨の横にあり、自分でのツボの圧し方は肩甲骨のツボ5点、背中のツボでも解説していますので、ここでは肩のツボ2への施術法を解説していきます。
しかし、肩のツボの場所や圧された感覚など、まずは自分で確かめていただきたいので肩のツボの場所、自分での圧し方、施し方を順に解説していきます。
特効穴5、肩のツボ2
肩のツボ2ですが、自分でも圧しやすい位置にあるため、まずは自分でツボの場所や深さを感じてみてください。
肩のツボ2の効果としては、肩こり、肩が上がらない、五十肩、肩甲骨周辺の痛み、上腕の痛みに効果的です。
まぁ、いきなりやるのもなんですから、まずは自分で自分の肩のツボを圧してみてどんな感じがするのか、場所や方向などを確認してくださいね。
肩のツボ2の場所と自分での圧し方
この肩のツボ2は身体の側面、肩甲骨の横にあり、比較的浅いツボのため自分でも圧しやすいツボです。
写真のようにツボに中指を当てて圧していきます。
ツボは圧すとツボ独特の感覚、痛気持ちいい感覚やスジ沿いに響く感覚があります。まずそのような感覚のする場所を探してみてください。
この肩のツボ2は自分で圧しても響きやすいので探しやすいと思います。
自分で圧す場合は、同じところを6秒ほど持続圧をして3,4回繰り返します。
施術時にツボを圧す場合の姿勢
ツボへの施術は全身への基本の手技でもそうでしたけど、基本は写真のようにつま立ちで座ります。踵をつけて自分の軸と重心をど真ん中に置きます。
丹田にある程度の力を入れて、両足(太もも)の内側を締めるようにして膝で床を踏みしめます。
足の裏もテンションをかけて張るようにすると、全身の力がシンクロして力が逃げずツボを圧す方向と力が定まります。
ツボが正確に圧すコトができるように、身体が最も効率的に力を発揮できる(伝えることのできる)気の原理に即した身体の使い方を散々とご紹介してきたのはこのためだったんですね。
ツボを圧すには、丹田や腎経の力の入れ方を体得していなければできません。
また、足首が硬くて上記の座り方ができない方は、足首を柔らかくする方法や股関節が固くて上記の座り方がきついような方は、股関節を柔らかくする方法や股関節の柔軟をご参考ください。
肩のツボ2への施術法
受け手は横臥位(おうがい)、横向きになると上記の姿勢でツボが圧しやすくなります。
両拇指を揃えて手を置きますが、寫とするのは肩拇指です。術者の膝を受け手の肩の下に置いて補とすることもあります。
このツボは肩が上がらないときや上腕のコリをとるのに有効です。比較的浅いツボですので力で圧さなくても指を当てるだけで響くこともあります。