スジのコリや痛みの解消に役に立つ、「特に効くツボ」略して特効穴(とっこうけつ)16番目は足首のツボです。
スジのコリや痛みの解消に役に立つと書きましたが、このツボは締めのツボ。
ツボは体幹から手足の末端に向けて圧していくのがコツです。
体幹だけ施術して手足の末端のツボへの施術をおろそかにすると、ど~も抜けがよくないんですね。
特に股関節のツボ、膝のツボ、足首のツボを施術した際には、今回ご紹介する足の末端のツボまでしっかりと圧してください。
このツボの効果としては、足首から下の気の滞りを取りますが下腿全体の気の滞りを取る効果もあります。
20点の特効穴の施術法:
足の甲ののツボの圧し方
このツボは自分でも圧しやすいので、まずは自分でのツボの探し方と圧し方、施術法を順に解説していきます。
足首のツボの場所
このツボは足の薬指と小指の間にありますが、薬指の骨の小指側にあります。骨自体を圧していく感じですが、薬指の骨の際を探っていってください。
特に痛気持ちいい場所、響くような場所、つ~んと響くような場所がありましたらそこがツボです。
自分での圧し方
まずは自分で足の甲のツボを圧してみて、どんな感じがするのか、どんな力でどの方向に圧したら具合がいいのか探ってみてください。
このツボは正確に圧せると強く響くことがあります。響きとは気の滞りが取れて気の流れが回復していく証です。
響くような場所、痛気持ちいい場所を見つけてください。
圧し方はツボを拇指で5,6秒持続圧をします。同じツボを5,6回圧してみてください。痛いけど気持ちいいツボです。
足の甲のツボの施術法
この足の甲のツボへの施術法には2パターンあります。
受け手が横臥位、横向きになって施す場合と、受け手が仰臥位、仰向けになって施す場合があります。
横臥位の場合
横臥位の場合は受け手は上の足を床に落とします。術者は基本の姿勢で座り拇指でツボを受け手の指先に向かって圧していきます。
実はこのツボへの施術は、全身への基本の手技の中に組み込んであります。だから基本の手技(横臥位)を行えば改めてこのツボを施術しなくてもいいんですけどね)
仰臥位の場合
受け手は仰臥位になり、ツボを圧す方の膝を曲げます。
術者は拇指で圧していきますが、方向としては受け手の足の指先に向かって圧していくので、術者は写真の姿勢をとるとゆるみを取りやすくなります。