スジのコリや痛みの解消に役に立つ、「特に効くツボ」略して特効穴(とっこうけつ)15番目は足首のツボです。
このツボは三陰交(さんいんこう)といい、特に気の滞りを取るツボで女性の冷え性や不妊症、婦人病には欠かせません。安産のツボとしても知られています。
今回は内科的な効能は置いておいて、足首の痛みや下腿の疲れやコリ、アキレス腱の疲れや緊張をとるための施術法を解説していきます。
20点の特効穴の施術法:
足首のツボの圧し方
この足首のツボは自分でも圧しやすいので、まずは自分でのツボの探し方と圧し方、施術法を順に解説していきます。
足首のツボの場所
三陰交とは3つの陰の経絡が交わる場所、腎経・肝経・脾経という陰経が交わる場所というコトです。
なにもここに限らず、手首や首、足首、股関節などの関節部は気の流れである経絡が集中しているのでツボも多く存在しています。
ツボは癒しのポイントですが、急所でもあります。特に関節付近は急所であり武道などでは関節を狙って打撃を加えたりします。
ツボを狙う武道もありますが、ツボとは急所でもあり癒しのポイントでもあります、心して圧してくださいね。
自分での圧し方
まずは自分で足首のツボを圧してみて、どんな感じがするのか、どんな力でどの方向に圧したら具合がいいのか探ってみてください。
このツボは正確に圧せると足首に響くことがあります。響きとは気の滞りが取れて気の流れが回復していく証です。
響くような場所、痛気持ちいい場所を見つけてください。
圧し方はツボを拇指で5,6秒持続圧をします。同じツボを5,6回圧してみてください。疲れ気味な足首や緊張しがちなアキレス腱のコリが取れますよ。
足首のツボの施術法
この足首のツボへの施術法には2パターンあります。
受け手が横臥位、横向きになって施す場合と、受け手が仰臥位、仰向けになって施す場合があります。
横臥位の場合
横臥位の場合は受け手は上の足を床に落とします。術者は基本の姿勢で座り拇指でツボを真下に向かって(床に向かって)圧していきます。
仰臥位の場合
受け手は仰臥位になり、ツボを圧す方の膝を曲げます。
術者は拇指で圧していきますが、この姿勢の場合はツボを圧す方向が少々難しいかもしれません。
写真のように外側に向かって圧していくと圧しやすいツボです。