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今回はストレッチ・ツボガイドにしては珍しく飲み物のお話。
疲労回復効果抜群の疲労回復ドリンクの作り方のご紹介ですが、その費用はほぼタダみたいなもの。
疲労回復をお求めのあなたに、疲れにくい身体作りをしたい君に、疲れが抜けないおじさん達に、私も愛飲している疲労回復ドリンクの作り方をご紹介します。
私、整体院などを営んでおりますから健康食品や健康器具、疲労回復ドリンクやサプリメントなどの営業をよく受けます。
でもね、私はそういうものが大嫌いなんですね。基本アナログな人間ですから健康食品やサプリメントに頼らず自分で何とかしたい。
そもそも健康食品やサプリメントなんて成分がいいだけで、それがどう吸収されて体内で働くかは曖昧なものです。
まぁ、健康業界の内情を少し知っているので広告や宣伝には騙されにくくなっているのですが、そもそもが値段が高いものには売る側の利益を求める邪な心が見えてしまって嫌になる。
健康業界は流行り廃りも激しいですしね。一瞬流行ったものは大体がすぐ姿を消していきます。ダイエット法なんて特にそうですよね。
これをお読みの方も企業の邪な思惑に騙されず、本当に健康に必要なもの、調和のとれた生き方を目指して欲しいものです。
あぁ、愚痴ってしまった。
疲れてるのかな?疲労回復ドリンクでも作って飲もうかな?
で、今回ご紹介する疲労回復ドリンクは簡単に作れてその費用はほぼタダみたいなもの、それでいて疲労回復効果がとても高いドリンクです。
その疲労回復ドリンクとは自家製クエン酸ドリンク。自分でクエン酸の粉末を買ってきてお好きな飲み物に溶かすだけ。
スポーツマンや肉体労働者にも最適な飲み物ですし、疲労回復効果はもちろんですが身体を疲れにくい体質に変化させる効果もあるようです。
そんな便利で安い疲労回復ドリンクの作り方をご紹介いたします。
疲労回復に必要なもの
肉体の疲労は糖分を求め、精神の疲労はアルコールを求めるという文学的な人間の生理があります。
私も都会で生活していると酒浸り、よっぽど体質に合わないんでしょうかね、都会的な生活が。
まぁ現代は消費社会、身体も精神も消耗させる現代生活。娑婆は娑婆、生きるのって大変なのね。
しかし大好きなスノーボードやスケートボード、スポーツをしている時、自然の中にいるときはアルコールより糖分がありがたい。(アルコールも体の中で糖分になるんですけどね)
そしてお酒と糖分の以外に人間の疲労回復の生理にはもう一つ大事なものがあります。
それは酸っぱさ。疲れを感じたとき酸っぱいものが欲しくなりませんか?特に汗をかく運動の後とかね。
この酸っぱさの正体はクエン酸です。疲れた時になぜか酸っぱいものが食べたくなるのは、細胞内でエネルギーを生み出すのにクエン酸が必要だからです。いや必要不可欠。
疲れた時にクエン酸を摂取すると、細胞内で新たなエネルギーが作られやすくなり疲労回復効果が得られるとされています。
クエン酸は食べ物、食材にも多く含まれています。
クエン酸が多く含まれるもの
- レモンやオレンジなどの柑橘系フルーツ
- 梅干し
- お酢
栄養ドリンクジャンキー
薬局やスーパーに行くと、よく栄養ドリンクを大人買いして袋いっぱいのリポビタンDとかを重そうに運んでいるおじさんをよく見かけます。
最近では科学的には栄養ドリンクの疲労回復効果は証明されていなかったり、栄養ドリンクの成分でよく見かけるタウリンも疲労回復効果は科学的には曖昧なものです。
まぁフラシーボ効果、偽薬効果的な疲労回復効果もあるのでしょうが、栄養ドリンクに含まれるカフェインは過剰摂取すると自律神経を乱しますし、アルコールとの飲み合わせも最悪です。
気持ちはわかるんですけどね。風邪の時には少し高いユンケル買ってしまったりね。
カフェインは確かにシャキッとして眠気も覚め疲労も回復したような気もします。しかしカフェインの疲労解消効果はかなり短く一時的なもので、また摂取したいというカフェイン中毒に陥りやすいものです。
そして自然な自律神経のバランスを乱してしまう。
だから私はカフェインは疲労回復ドリンクにはおススメできないのですけど、ここぞというときや「どうしてもこの仕事を終わらせたい」ような時にはありがたいものです。
カフェインは応急的な時に使って常用はしないほうがいいと思います。
疲労回復ドリンクの作り方
はい、では本題の疲労回復ドリンクの作り方です。
作り方も何もあったものではないのですけど、必要なものはクエン酸の粉末。
薬局でも売っていますが、粒が大きい顆粒タイプがほとんどで少し溶けにくいので粉末タイプのモノの方が溶けやすくて使いやすい。
薬局でもクエン酸は500gで1000円くらいです。食品用クエン酸がほとんどどこの薬局でも買えます。
上記のクエン酸は1キロで500円くらい。溶けやすいタイプで純度も高い(?)、おススメです。
クエン酸の粒が荒くて溶けにくモノ、逆に粒が細かくて溶けやすいモノなど製造元によって個性がありますが大体同じようなものです。
慣れてくれば「う~ん、このクエン酸は~のヤツ」とか「やはりここのクエン酸は最高だな」とかこだわりが出てくるかも?こないか…。
濃さはお好みで。疲れた時には濃いめとかね。自分で調整できるのがいいんです。
ほとんどのスポーツ飲料などにもクエン酸は入っていますが量も少ないですし、なにしろ甘く作られているので個人的には×。
それより好きな飲み物に混ぜてペットボトルで持ち歩けばいいですしね。家で作ってペットボトルに入れて外で飲めばいいし、クエン酸の粉末を持ち歩いてもいい。
でもクエン酸は白い粉末なので、職務質問されたら少し気まずい…。ましてや小さいジップロック、パケなんてのに入れていたら、「君ちょっと署まで来て」である。
あぁ脱線してしまいましたが、私なら500mlのペットボトルに小さじ半分くらいが丁度いいかな。
で、毎日使っていても一向にクエン酸が減らない。上記の1キロのものだといつ終わるのか。
ですのでコストはほぼないようなものです。あぁ、混ぜる飲み物代がかかりますね。でも水道水で作ればほぼただみたいな疲労回復ドリンクが作れます。
おススメの飲み物
私もクエン酸を色々な飲み物に入れて試してみたので、私がおススメする疲労回復ドリンクと、チャレンジャーの方には是非試していただきたい疲労回復ドリンク(美味しいとはいっていません)をご紹介します。
炭酸水 + クエン酸
炭酸水にクエン酸が私の一番のお気に入り。甘くないのがいいんですね。炭酸水も安いですしね。夏のスポーツには欠かせません。
でも炭酸なので持ち運びには向かないかも、揺れてガスになってしまいますからね。あとクエン酸は炭酸水に混ぜるとガスが噴き出しますから、混ぜる際には少しずつゆっくりとね。
水道水 + クエン酸
コスパ最強ですが、私は現在静岡県三島市に住んでいておいしい水に恵まれた環境です。東京の水道水だとまずいカモ。
年を取ると味がうざくなってくるんですね。特に子供じみた甘味は嫌煙したくなる。水は無味の味、禅味といってもいいもので意外とハマる。がぶ飲みしたいときにはこれが一番です。
フルーツジュース + クエン酸
そもそもフルーツには(とくにレモンやオレンジなどの柑橘系)クエン酸が多く含まれているので合わないはずがない。
どのようなフルーツジュースでも美味しくいただけます。糖分のとれる甘めのジュースと酸っぱいクエン酸でおいしい疲労回復ドリンクが作れます。
お酒 + クエン酸
居酒屋などでも疲労回復ドリンクとしてクエン酸入りハイボールとかよく見かけます。
酸っぱいものですから、チューハイやジン、ウォッカなどに入れてカクテル風にすれば美味しくいただけます。
でも酔っているんだか目が覚めてきているんだか、微妙な良い心地になりますね。でも悪酔いはしない気がする。お気に入りのお酒でお試しください。
私が好きなのはハイボールにクエン酸濃いめ。ちなみに日本酒は最悪、甘いお酒もダメですね。
スポーツ飲料 + クエン酸
ポカリスエットやアクエリアスなどに混ぜて飲めば、夏場のスポーツ時などはとても疲労回復効果が望めます。
しかしそのままでは甘くて濃いので、スポーツ飲料は2倍くらいに水で薄めてクエン酸を混ぜると丁度いい塩梅です。
夏場のがぶ飲みに最適です。
チャレンジャーの君へ
私がおススメする疲労回復ドリンクをご紹介してきましたが味覚は個人的なもの、自分好みのクエン酸の相棒を見つけてください。
では私個人的にクエン酸とは相性が合わないと感じている、いや正直まずくて飲めなかった疲労回復ドリンクをご紹介します。でもお好きな人は好きかも。
お茶 + クエン酸
苦みと酸っぱさは相いれないものなんですねぇ。緑茶は最悪。紅茶はレモンティーだと思えばいけなくもないけどね。
牛乳 + クエン酸
身体を壊しそうな不味さである。チャレンジャーはお腹を下さないように注意が必要。
でもヨーグルトは時間がたつと酸っぱくなって美味しんですよね。ヨーグルト + クエン酸は試したことがないのでチャレンジャーはやってみてください。意外と美味しいかもです。
効果的な疲労回復ドリンクの飲み方
ご紹介した疲労回復ドリンク、自家製クエン酸ドリンクは1時間半~2時間おきに飲むと細胞が常に活発にエネルギーを作り出すようになり、疲れにくい体質に改善できるといわれています。
本当かどうかはわかりませんが(科学的に立証しずらい問題なので)個人的にはクエン酸ドリンクを飲んでいると確かに疲れにくくなっているのを実感しています。
スポーツの前後や運動の途中の水分補給にクエン酸ドリンクを飲んでいると、疲労の度合いが違いますね。
で、私個人的には体を甘やかすのが嫌なので、月に半分はこまめにクエン酸ドリンクを飲んで月の半分くらいは飲まないことをおススメしますね。
なんにでも慣れてしまうのって個人的に嫌いなのです。細胞も満たされた状態と飢えている状態半分半分くらいの方が調子いい(ような気がする)。
別に半月でなくてもいいんですけど、なんでもどこかで抜くってことが大事です。
まぁ、これはあくまで個人的な意見なのでご自身にあったパターンを見出してください。
疲労回復に役立つこと
ご紹介した疲労回復ドリンクはとても重宝します。しかし健康とは血液の流れがあってこそ。血液の流れが悪い状態では疲労回復もままなりません。
血液の流れをよくするにはまず半身浴で下半身を温めることです。
このブログでも健康のため、症状の改善のために血液の流れ・気の流れを促進する「冷えとり」をたびたびご紹介していますが、半身浴は行いやすく効果も実感しやすいので症状の改善のみならず疲労回復にはとても効果的です。
半身浴の後にご紹介した疲労回復ドリンクを飲めば吸収もいいような気がするし…。
半身浴のやり方
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは疲労回復に最適なお風呂の入り方・半身浴をご参照ください。
腕を温めないこと、心臓は温めないこと、上半身を温めないことがコツです。これは上半身はのぼせやすく熱を持ちやすいので、その反対に下半身が冷えてしまう気の原理があるためです。
下が冷えて上がのぼせている状態だと全身の循環が悪くなってしまうので、下半身を温め上半身を涼しくして全身の循環を良くしていこうというのが「冷えとり」です。
部位別の疲労回復術
筋肉は疲労してくると固くスジばってきます。よくいうコリができるのですが、このスジのコリがを取るにはツボやストレッチがお役に立てます。
症状別、体の部位別に自分でのツボ圧しやストレッチをご紹介しておきますのでご自身の体の状態や症状にあった記事をご参考ください。
疲労回復に役立つツボ
- 太ももの筋肉痛緩和のストレッチ
- 大腰筋のストレッチ
- 肩こり緩和のストレッチ
- 首こり緩和のストレッチ
- 足首のストレッチ
- ふくらはぎのストレッチ
- アキレス腱のストレッチ
- 膝のストレッチ
- 背骨のストレッチ
- 股関節の柔軟
まとめ
自分で作ればお金もかからないし濃さも調整できますしね。ついでにお酒にも入れやれるし、こんな重宝する疲労回復ドリンクはありません。ぜひ色々な飲み物に混ぜてお気に入りの疲労回復ドリンクを作ってください。