Contents
今回はふくらはぎが筋肉痛のときに役立つ3つのセルフケアをご紹介します。
歩きすぎたり、少し無理な運動をしたり、慣れない動きをしたりしてふくらはぎが筋肉痛、コってしまっている、疲れている時にお役立てください。
ふくらはぎの筋肉痛はよく起こり得る問題ですが、ふくらはぎは自分の手が届くところですし、自分でも十分にセルフケアできる部位です。
ふくらはぎのみならず、筋肉痛時のセルフケアのコツと注意点もご紹介しますので、ふくらはぎが筋肉痛の方、ふくらはぎが疲れている方は、ぜひご参考ください。
ふくらはぎの筋肉痛緩和のコツ
ふくらはぎの筋肉痛のみならず、筋肉がダメージを受けている時は痛い分や気になっている部分を処置してもあまり効果はありません。
もし筋肉トレーニングで、筋肉に負荷を与え筋繊維を壊しての超回復(筋繊維が壊れたことにより、さらに太く筋繊維が再生すること)を狙った場合は特に気を付けてください。
トレーニングで筋肉を太くしていくという過程では、筋肉がダメージを受けているわけですから、直接にはそのダメージを受けた筋肉へ処置しないほうがいいのです。
筋肉痛のときはしないほうがいいコト
上記のような理由から、筋肉痛の時は患部を強くマッサージしたり、もみほぐしたりはしないでください。
後ほど解説するツボでスジの緊張を取り、ストレッチで筋肉の付着部をほぐし、半身浴で血液の流れをよくするコトが筋肉の回復を早めます。
筋肉痛解消のコツ
筋肉痛時は患部には処置をしないほうが良いのですが、筋肉の付着部、起始(きし)と停止(ていし)の緊張をとることが大事です。
ふくらはぎの筋肉ではなく、分かりやすいように筋肉痛になりやすい太ももの筋肉、大腿四頭筋で説明しますが、筋肉の付着部、起始と停止の部分は赤い筋肉ではなく、白い筋肉でスジばった腱のようになっています。
この腱の部分は、筋肉トレーニングでも繊維が壊れることはありません。筋繊維が壊れて超回復で太くなっていくのは起始と停止の中間の赤身の部分です。
筋肉痛で痛くなるのはこの赤みの部分です。起始と停止の腱の部分も痛くなるのですが、これはスジがコっているしまっている、スジが緊張している状態です。
このスジがコっている状態を、ツボ圧しで即効的に改善することができるのです。
また、筋肉痛時のストレッチもこの起始と停止を伸ばすようにするのがコツです。
筋肉痛にはまず半身浴
組織の回復、疲労の回復には健全な血液の流れが不可欠です。
血液の滞りをとる、血液の流れをよくするには半身浴が最適ですので、ふくらはぎの筋肉痛に限らず、全身の筋肉痛や様々な症状や不定愁訴があるときにはぜひ、半身浴で冷えをとり、血液の流れをよくしてください。
ご紹介するストレッチも半身浴の後に行っていただければ、さらに安全に効果的に筋肉痛を改善することができます。
半身浴のやり方:
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは筋肉痛に最適な半身浴のやり方をご参照ください。
腕を温めないこと、心臓は温めないこと、上半身を温めないことがコツです。
ふくらはぎの筋肉痛やコリをとるツボ
はい、ではふくらはぎの筋肉痛のときに役立つツボのご紹介です。
解説した通りふくらはぎの筋肉の初めと終わりのツボを圧すコトが効果的です。
2点とも自分で圧しやすいツボなので、解説を頼りにツボを探して圧してみてください。
ツボの圧し方
上から順に2点とも圧します。一つのツボを5~8秒ほど持続圧をして(圧しっぱなしというコト)、これを3~5回ほど繰り返します。
ふくらはぎのツボ・その壱
写真のように座るとふくらはぎのスジが緩みツボが圧しやすくなります。
このツボはかなり響きますので気持ちいい程度に圧してください。
(響きとは気の滞りが抜けて、気の流れが回復していく証です)
ふくらはぎのツボ・その弐
このツボは三陰交という有名なツボです。特に全身的な気の滞りをとり様々な症状に効果的ですが、不妊症や婦人病、安産のツボとしても有名です。
先ほどのツボと同じように、骨のきわにありますので探しやすいツボです。気持ちいい、響くようなツボが見つけられたら5~8秒持続圧をします。同じツボを3~5回ほど圧してください。
from ふくらはぎのツボの圧し方
2点とも骨の際にありますので圧しやすいかと思います。
ふくらはぎが筋肉痛のとき、ふくらはぎが疲れているとき、ふくらはぎがつってしまったとき大変役立つツボです。
ツボについてもっと詳しく知りたい人は、ツボ基礎知識をご参考ください。ツボの種類や探し方、圧し方が分かります。
ツボ基礎知識:
ふくらはぎの筋肉をほぐすストレッチ
ふくらはぎの筋肉痛時に役立つストレッチ記事をご紹介します。ストレッチの手順は各記事をご参考ください。
まず、ふくらはぎのストレッチ。このストレッチはアキレス腱からふくらはぎ、太ももの後ろを効果的に伸ばすことのできる形です。坐骨神経痛のストレッチとしてもご紹介していますが、意識する部位、伸ばす部位を変えるだけで、アキレス腱、ふくらはぎ、足の付け根と効果を出したいところを変えることができます。
[kanren postid="3269"]
下半身に負担がかかり、ふくらはぎが筋肉痛の時はついでに太ももも筋肉痛のハズ。
太ももの前面の筋肉、大腿四頭筋は人体で最大の筋肉で筋肉痛になりやすいところです。太ももが筋肉痛の時は↓をどうぞ。
[kanren postid="1475"]
あとふくらはぎの筋肉痛といえど大事なのは股関節です。
股関節が固いからふくらはぎや足首に負担を掛けて痛めてしまったり、股関節が固いからふくらはぎの筋肉に負担をかけてしまったり、股関節や体全体の柔軟性ってとても大事なんですね。
体の部位別にストレッチとツボを使った体を柔らかくする方法シリーズがありますので、ご自身の体に合った記事をご参考ください。
[kanren postid="2140,2079,2122,2429"]
まとめ
ストレッチも呼吸をうまく使い行うとびっくりするくらい体を緩めることができます。あと半身浴はふくらはぎの筋肉痛のみならず、健康と美容の実現には欠かせません。
ツボにストレッチに半身浴、セルフケアの三種の神器ですね。ぜひ、あなたの健康な人生にお役立てください。