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ふくらはぎがだるい…。
歩きすぎたり、立ちすぎたりすると、まず疲れがくるのがふくらはぎです。
そしてふくらはぎは自分でもセルフケアしやすい部位。ふくらはぎのだるさを即効的に取れるツボも自分で圧しやすいですし、ふくらはぎのスジを気持ちよく伸ばせるストレッチも行いやすい部位です。
今回は、疲れの溜まりやすいふくらはぎがだるいとき、その解消に役立つ3つのセルフケア、ふくらはぎのツボ・ストレッチ・冷えとりをご紹介します。
詳細は各記事で解説していますので、一通り読んでからご自身にあったセルフケアの記事をご参考ください。
ふくらはぎってセクシャリティーの象徴のようなもの。このストレッチ・ツボブログではふくらはぎがだるいときに役立つセルフケアばかりでなく様々な症状の解消に役立つ情報をお伝えしています。
ですが、ご紹介しているツボやストレッチなどは症状の解消ばかりでなく、積極的な身体の鍛錬、予防法、元気に健康であるための養生法でもあります。
ふくらはぎで言えば、単にだるさを解消するばかりではなく、第二の心臓ともいわれるふくらはぎの血液循環を回復させ、全身的な気の流れをよくする効果、だるいふくらはぎの緊張をとり、締まった美しいむくみのないふくらはぎを作るセルフケアでもあります。
このようなセルフケアはふくらはぎがだるいときにやるだけではなく、習慣付けていただくことで疲れにくいふくらはぎ、疲れにくい元気で気力に満ちた心身作りに役立つものです。
きっとあなたの心身のお悩み解消に役立つ内容ですので、ご自身の身体の状態にあったセルフケアを見つけてください。
ふくらはぎの重要性
一日歩きっぱなし、立ちっぱなし…、一日の終わりにはふくらはぎがだるい、を通り越してふくらはぎがむくんで靴がきつくなった、という経験は誰でもあるハズ。
恵比寿整体院でも、女性からはふくらはぎのむくみや疲れのご相談をよく頂きます。男性の場合はふくらはぎのスジの痛み、ふくらはぎからアキレス腱の硬直のご相談をよく頂きます。
これは女性は冷えやすく、ふくらはぎの腎経・膀胱経という気の流れに問題が起きやすいからで、男性はアキレス腱を走行する肝経という気の流れに問題が起こりやすいからです。
女性は子宮や卵巣を含む泌尿器系、男性も泌尿器系の問題も多いのですけど肝臓の問題を抱えているコトが多く見られます。
ふくらはぎのだるさ、問題と言えどその原因に男女差や負担のかかっている内臓に差があるのは面白いですね。
女性のふくらはぎの問題
女性のふくらはぎの問題で多いのは、「The むくみ」です。別にtheは要らないのですけど、ふくらはぎのむくみは塩分過多、冷えが主な原因です。
異常なふくらはぎのむくみや長期間むくみが取れないような場合には血管などの病気や異常による危険なサインである場合もあります。
心臓から送り出された血液は全身の細胞に酸素や栄養分を行き渡らせますが、帰りは余分な水分や二酸化炭素や老廃物などを回収しながら静脈やリンパ管を通って心臓に戻ってきます。
血液が静脈やリンパ管を通って戻るときには、下半身、特に足の末端まで流れた血液は重力に逆らうことになるため、ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たして血液の循環を手助けします。
下半身には70%もの血液が集中していて、この血液を心臓に戻すよう働いているので、ふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれています。
だから女性の場合、ふくらはぎがだるい、ふくらはぎのむくみなどの問題には、ツボやストレッチと共に冷えとりが大事です。
足を冷やさないようにして積極的に半身浴などで下半身を温めていると、この下半身の血流の停滞が回復していきます。
男性のふくらはぎの問題
男性から受けるふくらはぎの問題で多いのは、ふくらはぎとアキレス腱の硬直です。
ふくらはぎやアキレス腱がこれでもかっていうくらい固くなっている。スジの部分的なコリというよりスジ全部がえらい固くなっているんですね。
アキレス腱は肝経という肝臓の気の流れが反映されているのですが、スポーツマンでもないけど日常生活でアキレス腱を断裂するようなおじさんはやはり肝臓に問題がある方が多く診られます。
このような場合は、まずツボが有効です。ふくらはぎの内側には陰経絡(肝経・腎経・脾経)という重要な気の流れがありツボもたくさんあります。
まずツボを圧して気の滞りを改善して、ストレッチでさらにふくらはぎのスジの柔軟性を高めてください。
もちろん、男性も半身浴で下半身や内臓を温めるコトは大事です。
ふくらはぎがだるいときに役立つツボ
ふくらはぎがだるいとき、ふくらはぎのスジがコっているとき、ふくらはぎがつかれているとき、まず役立つのがツボです。
自分でも圧しやすいふくらはぎのツボが2点あります。ふくらはぎのツボの圧し方を↓で解説していますのでご参考ください。
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ふくらはぎがだるいときに役立つストレッチ
ふくらはぎのストレッチですが、ふくらはぎのみならずアキレス腱から太ももの裏側まで足の後面全体を伸ばすことのできるストレッチがあります。
呼吸を使い丁寧に行えば、びっくりするくらい身体が緩みますよ。
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ついでにいうと、ふくらはぎの問題や足首の問題、足の下方の問題って足の上部の関節である股関節の問題でもあることが多くあります。
股関節が固いから足首を痛めてしまったり、股関節に力がないからふくらはぎに負担をかけていてしまったり。
また右の股関節が弱くて左足に負担がかかっている、ということもありますのでストレッチも気になる足の方ばかりではなく左右両方行ってください。
股関節を柔らかくする方法でストレッチをご紹介していますので、併せてご参考ください。
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足首を柔らかくしたい方はこちら
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全身が固いような方、身体の柔軟性を回復させたい方は、身体を柔らかくする方法がお役に立てると思います。
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ふくらはぎを柔らかくする方法として各記事の内容をまとめましたので、ふくらはぎのセルフケアはこの記事↓だけで十分かもしれません。
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身体のケアは下半身を温めることが基本
はい、ツボもストレッチも大変重宝するセルフケアですが、健康の基本は血液の流れが健全であること、これにつきます。
血液に流れが健全だからこそ身体は日々の疲労から回復できるのですね。血液の流れが滞っていたら、そりゃ治るものも治りませんよね。
ということで東洋医学は症状の改善法とともに、全身的な血液の流れの促進、気の滞り・血の滞りを改善していくコトも重視しています。
女性は特に冷えやすい体質で、瘀血(おけつ)という血液が汚れた状態に陥りやすいため、積極的に冷えという状態を改善してください。
冷えを改善するコツは、下半身だけ温めることです。それには半身浴が最適ですのでご紹介させていただきます。
半身浴を習慣つけていただければ、お腹の中の内臓自体の血行も良くなり、血流をよくして体を柔らかくするのに多大な効果があります。
ご紹介したストレッチも半身浴の後に行えば、さらに効果的に安全に行うことができます。
半身浴のやり方:
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは体を柔らかくする半身浴のやり方をご参照ください。
まとめ
ツボやストレッチだけでもふくらはぎのだるさを解消するのに役立ちますが、半身浴を行っていると、徐々に身体の深部から深いコリがほぐれてきます。そのうえでツボ圧しやストレッチを行っていただければ、より効果的に身体を変化させていくことができます。
このブログではふくらはぎのだるさばかりでなく、様々な症状に対するセルフケアをご紹介していますので、ご自身にあった記事をお役立てください。