足の骨

足首

足の骨は26個、100以上の靭帯、多数の内在性の筋肉により構成されています。

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下腿から下の足の骨は26個、19の大きな筋肉、100以上の靭帯、多数の内在性の筋肉により構成されいてとても複雑な構造をしています。

体重を支持すること、身体を移動・推進させることが足の主な機能で、足の筋力と柔軟性を養い足の力学的機能を向上させたり維持するのはスポーツがお好きな方でなくても大切なことです。

日常でも足のケガは生じやすくその構造上、足首は内側に倒れやすく内側に捻挫しやすいようにできています。

今回は複雑な足の骨を中心に、足の構造をご紹介したいと思います。

足の骨は26個です

足の骨

足の骨

下肢の骨は、大腿は人体で一番長い骨である大腿骨が1本、下腿はすねの骨である脛骨とその外側に腓骨の2本の骨、そこから先の足の骨が26個あります。

脛骨と腓骨は大腿骨、足の骨と連絡していますが、体重は大腿骨から脛骨のみを経て足の骨(距骨と踵骨)に伝わります。

足は3つの部位に分けられるので、部位別に足の骨を見てみましょう。

足は3つの部位に分けられる

足の骨の分類

3つの部位に分けられる足の骨

足は骨格の構造上、後足部・中足部・前足部の3つの部位に分けられます。

後足部の骨

後足部の骨

後足部の骨、踵骨と距骨

後足部とは踵骨(しょうこつ)と距骨(きょこつ)が構成する部分です。

踵の骨である踵骨の上に距骨があり、これら2つの足の骨は短骨に分類され、脛骨・腓骨・距骨は俗にいう足関節(距腿関節)を形成します。

中足部の骨

足根骨

中足部の骨、足根骨

中足部は足根(そっこん)とも呼ばれる部位で5つの足根骨から形成されています。

5つの足根骨(舟状骨・立方骨・外側楔状骨・中間楔状骨・内側楔状骨)は短骨に分類され、足根骨は足根骨同士、踵骨や距骨、また中足骨と関節を形成します。

前足部の骨

前足部の骨

前足部の骨、中足骨と趾骨

前足部の骨は足の指の骨で中足骨が5本、その先は趾骨が14本あります。

足の指の骨である趾骨は基節骨・中節骨・末節骨ですが母趾は基節骨・末節骨の構造で他の四趾より骨が一本少ない構造です。

問題の多い足首

足首は日常生活でも支障をきたしやすいところです。

特に足首の捻挫が多いのですが、捻挫はほとんど内側方向(内反方向)に生じます。

足の骨格上、足首は内側に倒れやすくできているのですが、踝(くるぶし)と呼ばれる脛骨の外果(そとくるぶし)、腓骨の内果(うちくるぶし)の高さも違うため、より足首は内側に倒れやすい構造なのです。

くるぶし

くるぶし(外果と内果)

ですので、足首をねじってしまって内くるぶし(内果)周辺が腫れる、痛むというのはよく起こりがちですが、外くるぶし(外果)側が腫れたり、痛むというのはほとんど起こりません。

足首が固いと捻挫をしやすいので足首を柔らかくする方法などで、十分に柔軟性を養うことが重要です。

また、ふくらはぎの筋肉、腓腹筋ヒラメ筋の下部は共同腱としてアキレス腱になり踵骨に停止します。

この2つの筋肉は足首を強力に底屈(ブレーキを踏むように足先が下がる動き)させる筋肉で足首の強さにも深く関係します。

これらの筋肉が弱いと足首や足の骨格に負担をかけて痛めてしまう原因、ケガなどを生じやすい要因にもなりますので、ふくらはぎの筋肉は積極的なトレーニングが望ましい部位です。

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