太ももを柔らかくする方法ですが、太ももの筋肉は太く大きいものが多く、太ももを走行する筋肉の数は少ない為、太ももの筋肉を前面と後面とに分けてご紹介します。
体を柔らかくするカテゴリー
太ももを柔らかくする方法
太ももの2つの面、太ももの前面を柔らかくする方法と太ももの後面を柔らかくする方法を解説します。
太ももの前面が固くて正座すると辛いような方は太ももの前面を柔らかくする方法を、太ももの後面が固くて前屈して手が床につかないような方は太ももの後面を柔らかくする方法をご参考ください。
まぁ、でも表をやったら裏もやる。何事も全体性が大事ですからね、両方やるのが好ましいと思います。
太ももを柔らかくする方法のコツ
太ももの前面の筋肉は人体で最大の筋肉である大腿四頭筋、太ももの後面の筋肉はハムストリングス。
大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉で通称、ジャンプ筋とも呼ばれています。
ハムストリングスは膝を曲げる筋肉で、地下強い下半身の動きをするためにはこの2つの筋肉が発達していなければなりません。
理想では大腿四頭筋の方がハムストリングスより25~33%ほど強いのが理想とされています。
そしてこの2つの筋肉を太もものスジを柔らかくするコツは呼吸にあります。
太ももを柔らくするコツ:腹式呼吸・完全呼吸のやり方
息は口から吐いて、鼻から吸うようにします。
腹式呼吸とは横隔膜を上げ下げするようにお腹を膨らましたりへこませたりする呼吸法です。
深い呼吸が苦手な人は、ストレッチの前にお腹に手を当てて少し腹式呼吸だけして心身を落ち着かせてみてください。
背骨を伸ばすように息を吸うだけでも背骨が気持ちよくストレッチできますよ。
この腹式呼吸に胸式呼吸を合わせたものが完全呼吸です。
- まず息をゆっくり完全に吐きます。
- ゆっくり腹式呼吸をしてお腹を膨らませます。
- 更に胸や肋骨を広げるように息を吸い続けます。
- 胸がめいいっぱい広がったら肩を上げるようにして息を吸い続けます。
- めいいっぱい吸ったら、口からゆっくりと限界まで息を吐いてください。
- この完全呼吸を10回ほど繰り返すだけでも、胸が広がり下腹部の内臓のマッサージにもなります。
- ストレッチもご紹介するストレッチの形をとり、10回ほど完全呼吸をしてみてください。
コツは息を吸うときに背骨を伸ばすようにして、息を吐くときはできるだけ身体の力を抜くと、ストレッチしているスジが息を吸うたびに更にストレッチされます。
筋肉を効果的にほぐすにはご紹介するストレッチの形をとり、この完全呼吸をすることを心がけてください。
更に詳しくはストレッチ効果を高める完全呼吸をご参考ください。
太ももの前面を柔らかくする方法
では、まずは太ももの前面を柔らくする方法のご紹介です。
ご紹介した完全呼吸を行いながら上記のストレッチを行っていると、呼吸のたびに太ももの前面が柔らかくなり、徐々に後ろに倒れることができます。
初めは背中の付かない方でも、完全呼吸をするのを忘れずに、少しずつ後ろに身体を倒して太ももの前面を柔らかくしてみてください。
太ももの後面を柔らかくする方法
太ももの後面は立ってでも座ってでも膝を伸ばして前屈することでストレッチすることができます。
立って行う方法
立って太ももの後面を柔らかくするには、
上記の形も完全呼吸を忘れずに徐々に上半身を前屈していってください。
写真のように手を組むことで、ただ前屈するより、より太ももの後面が柔らかくできるか形です。
座って行う方法
座って太ももの後面を柔らかくするには、
上記の姿勢を完全呼吸を忘れずに深めていってください。
上記の姿勢も足を交差することにより、より深く太ももの後面が柔らかくできる方法です。
リラックスして完全呼吸を心がけてくださいね。
息を吸うたびに太もものスジが伸び、息を吐くたびに太もものスジが柔らかくなるのを感じてみてください、背骨が伸びるように息を吸うと上手くできます。