膝は老化で軟骨がすり減ってしまったり、スポーツなどで靱帯を痛めてしまいやすいところです。骨の変位や靱帯損傷のケアは、整形外科でお受けください。
膝の痛み、膝が痛いときに、特に効くツボ2点があり、ここでは靱帯の緊張やスジの緊張による膝の痛みの対処法をご紹介いたします。
ちなみに私の膝はゆるゆるなのです。内側靱帯をいわしてしまいまして、ゆるゆる…
スノーボードで着地に耐えられなくて、膝が変な方向に…
しばらくは、膝が抜けてしまうようで大変でした。ぐりっとね。
また私の周りでも、膝の靱帯をやってしまった人はとても多くいます。
前十字靭帯、後十字靱帯が完全に切れてしまったら、これはもう再建手術しかありません。内側靱帯などは完全に断裂することはないですが、部分的に断裂をしてしまいます。
膝は特に、内側にねじる動きに弱いのですね。アスリート、スポーツマンは気を付けましょう。ツボやストレッチでからだを整え、からだの使い方、力の使い方(からだの使い方、気の原理はこれから作成予定です、お楽しみに)を学ぶことで、膝のケガのリスクは減らせます。
膝の内側や膝の関節の中が痛いときに特に効くツボ、膝の外側が痛いときに特に効くツボ2点がありますが、膝関節の上下、股関節と足首のケアもとても大事です。
また左右のバランスもとても大事なので、痛いほうばかりではなく、反対の足もツボやストレッチでケアしてくださいね。
ツボ基礎知識
膝の構造
太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)があり、膝のお皿の膝蓋骨、すねの骨の脛骨(けいこつ)、下腿内側に細い腓骨(ひこつ)があります。
膝のクッションの役割を果たす半月板も老化や怪我で損傷しやすいところです。
外側の外側側副靱帯(がいそくそくふくじんたい)の損傷はあまりありませんが、過度に膝を内側にねじってしまった時などは、内側側副靱帯(ないそくそくふくじんたい)が損傷、断裂します。スポーツマンに多いですね。あと膝関節の内部の前十字靭帯と後十字靭帯は、膝関節を安定させるためにあり細く小さい靱帯なのですが、これもまたスポーツなどで損傷、完全断裂してしまうところです。
(靱帯損傷とは、伸びることではなく、断裂して関節にゆるみをおこしてしまうことです。)
そして太もも前方にある太い筋肉、腱の大腿四頭筋があります。
膝の関節内部が痛いときに効くツボ
ツボの場所
膝の内側の脛骨の際にとても響くツボがあります。骨と筋肉の間にありますので、体表ではなく内部にあるツボです。
ツボの圧し方
写真のように膝を曲げると、スジが緩みツボを圧しやすくなります。
写真のように手を当て、内側の脛骨の際を拇指で探っていきます。骨の際に響くツボがありますので、少し強めに骨の際を探っていってください。響くツボが見つかったら拇指を回しこむように圧すと圧しやすいところです。
膝の外側の痛みのツボ
このツボは、膝の外側から足首にかけて痛いときに効くツボです。膝から下は外側に力が掛かりやすく、体重を支えるため負荷のかかりやすいところ。長時間の立ち仕事や階段の上り下り、ジョギングなどでも膝下の外側のスジが張ってきやすいところです。
ツボの位置
膝外側の腓骨の上に、効果的なツボ(阿是穴)が現れやすいので、膝下の腓骨自体を圧してみて、響くツボ、気持ちいいツボを探してください。
ツボの圧し方
このツボは、腓骨の上にあるので、骨自体を圧していきます。圧しやすいツボですので、膝~下腿が疲れているとき圧してみてください。胆経という気の流れのツボなので、少し強めに長めに圧してもかまいません。5,6秒を4,5回、少し指をずらして気持ちいいところを2,3点圧してみてください。
痛みが無くても、足が疲れている時にもとても効くツボです。ぜひ自分でのツボ圧しをマスターしてください。
スポーツや運動などで膝を壊してしまった方、慢性的な膝の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
痛みや疲れが取れるツボ:自分で圧せる特効穴