今回は鼠径部の痛みや違和感に効くツボのご紹介です。
ツボはスジのコリをほぐせるものですが、けがや事故などによる組織の損傷を治せるものではありません。
ご紹介するツボは、股関節の骨折や脱臼、鼠径ヘルニアに対処するものではありませんのでご注意ください。
今回はスジのコリが引き起こす鼠径部の痛みや違和感に効くツボのご紹介ですが、鼠径部の痛みや違和感は恵比寿整体院でもよく頂くご相談で、私自身も施術が得意な分野です。
特に女性に多い鼠径部の痛みや違和感ですが、自分でも圧しやすいツボが2点あり、セルフケアしやすい部分でもあります。
私自身、施術でよく使うツボですのでツボの位置や圧し方など、わかりやすいように解説していきたいと思います。
- 鼠径部ってどこ?セルフケアのコツもまとめて解説。
- 鼠径部のストレッチ
- 鼠径部の痛みや違和感に効くツボ(この記事です)
- 会陰(えいん)というツボってどこ?
- 鼠経靭帯
- 鼠経ヘルニア(脱腸)
- 鼠径部のしこりのタイプ
鼠径部の痛みや違和感
鼠径部とは体幹と足の付け根の前方の部分ですが、場所が場所だけに詳しい写真はご紹介できません。
鼠径部とはV字ライン、ビキニラインの部分ですが、股関節の問題や足を動かす筋肉の疲労やコリが鼠径部の痛みや違和感として現れることがよくあります。
コっているのは別の部分ですが、鼠径部に痛みや違和感として現れやすいのですね。
スジのコリによる鼠径部の痛みや違和感に効くツボも鼠径部とは離れたところにあります。
鼠径部の痛みや違和感に効くツボ
スジのコリによる鼠径部の痛みや違和感に効くツボは2点あり、体の横から圧せるツボです。
ツボは正確に圧せると、コっているスジ沿いに響いたり、気の滞りのあるスジに響いたりしますので、ツボを圧したときの独特の感覚、痛気持ちいい感じや響くような感覚のある場所を探して圧すのがコツです。
臀部のツボ
ツボ圧しは実は姿勢が大事です。あらかじめスジの緊張がなくなるような姿勢をとっておかないとツボを効果的に圧すことができません。
自分で圧す場合は上記のような姿勢をとり楽な姿勢を作ってからツボを圧していきます。
お尻の横のへこんでいる部分にあるツボですから、自分で親指で探っていくとわかりやすいツボです。
ツボが見つかったら、5,6秒持続圧(圧しっぱなし)して同じツボを5,6回繰り返して圧します。
このツボは少し離れた鼠径部や太ももの内側に響きやすいツボであり、響きがでるほど正確に圧せれば鼠径部の痛みや違和感には即効性もあり効果的です。
コリが深い人には肘で施術することもあります。
股関節のツボ
このツボは股関節にありこのツボも先ほどと同じ、体の横から圧していくツボです。
今回は写真のように仰向けになり足を曲げると圧しやすくなるツボです。
親指で足の付け根の骨を横から圧していくようにします。
このツボは鼠径部、股関節、足全体に響きやすいツボです。
2点とも圧すのが効果的です。
私の経験上、股関節や鼠径部の痛みや違和感には上記のツボを2点とも圧していくのが、改善効果が高いと思います。
順番としてはお尻の横のツボの後に股関節のツボを圧していきます。
このツボは股関節のツボとしてもご紹介していますが、施術でも自分でも多用してます。
少しくらいのコリなら自分でも十分セルフケアできるのがツボのいいところ、ツボってとても役立つんですね。
また、股関節、鼠径部の問題は腰の問題ともリンクしています。それは股関節の柔らかさ、力強さに関係する腸腰筋が股関節と腰椎を結び付けているからなのですが、腸腰筋の緊張や疲労はそのまま腰痛の原因になってしまいます。
だから鼠径部や股関節の問題を抱えている方は、腰痛などの腰の問題も同時に抱えている方が多いんですね。
腰痛でお困りの方には、腰痛のツボや腰痛マッサージの手引きもお役に立てると思います。
鼠径部を柔らかくしたい、股関節を柔らかくしたい方はストレッチや体を柔らかくする方法もお役立てください。