恵比寿整体院が贈る気の癒し・施術編。今回は前腕の痛みやコリ、肘の痛みや症状に対する施術法ですが、ツボや経絡への施術は体幹部から手足の末端にかけて施術していくのが基本です。
ですので、上腕の症状や痛み、前腕や肘、手首や手の症状や痛みと言えど、肩や首への施術から始め上腕~前腕~手へと施術していきます。
部分だけ施術しても末端のツボ、気が閉じていると部分的な気の過剰を招き、のぼせや好転反応が出やすいので、肩や首への施術から前回ご紹介した上腕への施術、今回の前腕への施術、手への施術はセットにして行ってください。
解説は別々にしておきます。
前腕や肘の痛み、症状への施術法
前腕や肘の症状は日常的にはあまり起こりにくい症状ですが、力仕事で無理をしたり、慣れない運動で痛めてしまいがちなところです。
また、私のような手技療法の施術家、マッサージやエステに従事なさる方には前腕や肘の問題は職業病ともいえる症状です。
前腕や肘の症状、コリが引き起こす痛みの改善にはツボがお役に立ちますが、上肢への施術の場合は肩や首への施術から始め、上肢の末端に向かって施術していってください。
全身への基本の手技のあと、上肢への症状に対する施術を行いますが、基本の手技にも前腕への施術は含まれています。訴えのある方には、その部分を時間をかけて丁寧に何回か繰り返し施術するのも効果的です。
施術前のストレッチ、基本の手技のあと、肩・首・上腕への施術をして前腕部のツボを施術していきます。
前腕のツボとスジ
前腕部で問題の多い筋は2つあります。前腕の側面の小腸経とその少し内側の大腸経ですが、2つともコリやすいスジです。
大腸経への施術
大腸経のスジに前腕部の気の滞りをとれるツボがありますが、このツボは拇指や肘で施術することができます。
小腸経への施術
小腸経への施術は拇指では難しいので肘で施術していきます。骨とスジの細い間を走行しているので拇指では深くまで施術できないところなんですね。
そしてこの部分の小腸経は、ツボ・点を施術するのではなく、スジ・線で施術してください。肘下から3点ほどスジ沿いを施術していきます。この部分は普段からコリやすい固いスジで、正確に施術されるととても気持ちいいスジです。
ツボへの施術法