恵比寿整体院が贈る気の癒し・施術編。今回は、ふくらはぎやアキレス腱の痛みや症状への施術法の解説です。
解説していくのは、よく起こりうるスジのコリが引き起こすふくらはぎやアキレス腱の疲れや痛みへの施術法です。
下肢は肉離れや靭帯損傷などを引き起こしやすい部位ですので、このような肉体的な損傷が疑われる場合の施術法ではありませんのでご注意ください。
ふくらはぎやアキレス腱への施術法
下肢、特に下腿は疲れやすくコリやすいところです。
足は人体の下方にあるため、心臓から動脈を伝わって下半身に生き渡った血液は戻りにくく停滞しがち、静脈の中を流れる血液って重力の影響を受けやすいのです。
血液は下から上へは上がりにくい、だからふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、ふくらはぎの筋肉の収縮がポンプの役目を果たし、血液が心臓に戻りやすいようにしているのだといわれています。
ということは、下半身の筋力不足はそのまま全身の血液の流れの滞りを招くんですね。
だから虚弱体質、運動不足、筋力不足のような方には、施術も大事なのですけど自分で体質を変えて行ったり、筋力をつけて行ったり、適度な運動をするというセルフケアがとても大事なのです。
ふくらはぎのコリやアキレス腱のコリ、ふくらはぎやアキレス腱のスジの緊張はツボへの施術が効果的ですが、より全体を快方に導くためには「気の滞り・血行不良という」根本的な問題、全体性を考えなければいけません。
で、ふくらはぎやアキレス腱への施術法ですが、まずは全身への基本の手技を30分くらいかけて丁寧に行います。
基本の手技の中にも、ふくらはぎやアキレス腱への施術が含まれていますので、訴えにある方やふくらはぎやアキレス腱が特に固いような人には、その部分を時間をかけて何回か繰り返したりするのも効果的です。
施術前のストレッチ、基本の手技のあと、ふくらはぎやアキレス腱のコリをとるツボへと施術していきます。
ふくらはぎ、アキレス腱のツボへの施術
上記は自分でツボを圧す場合の姿勢ですが、ツボを効果的に圧すには表面のスジを緩ませなければいけません。
施術も受け手にはリラックスしてスジの緊張がない状態、姿勢をとってもらうのが基本です。
このツボは三陰交として有名ですが、特に停滞しがちな下半身の気の滞りをとるのに適しています。ふくらはぎやアキレス腱の緊張もこの周辺をほぐすのがコツです。
この足首のツボへの施術法には2パターンあり、受け手は横臥位、横向きになって施術する場合と受け手が仰臥位、あおむけになって施術する場合とがあります。
足の内側のスジが固いと横臥位での施術は、スジが引っ張られ膝が痛くなってしまうと思います。そのような方には仰臥位で施術してください。
ツボへの施術法