特に効くツボ、名付けて特効穴(とっこうけつ)その8は腰のツボ1です。
腰のツボは1,2あり、2点とも自分でも圧しやすいツボです。
まずツボの場所、自分でのツボの確かめ方と圧し方、施術法を順に解説していきます。
20点の特効穴の施術法:
腰のツボ1の効果
この腰のツボは私も施術でよく使うツボです。日常でもコリやすい腰の太いスジにあり、腰痛や腰や背中のコリを解消するのに重宝します。
また下腹部内臓に響くこともあり、下半身の気の滞りを取るためには外せないツボです。
腰のツボ1の場所と圧し方
背骨の横の筋肉は脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)といい背筋とも呼ばれますが、肋骨の下から骨盤にかけてこのスジ沿いにはたくさんのツボが存在します。
その中でも肋骨の際に効果的な腰のツボ1があり、骨盤の際に腰のツボ2があります。
腰のツボ1の自分での圧し方
まずは自分で腰のツボ1の場所と圧し方、どんな感じがするのか確かめてください。
自分で圧す時も、施術時も受け手は横臥位、横向きに寝ると表面のスジの緊張が無くなり深いツボまで圧せるようになります。
これもツボ圧しのコツですね、表面の筋肉が固くなっていたり緊張していては効果的なツボ圧しはできません。
まずスジの緊張がとれるような姿勢をとり、受け手に緊張を与えてスジが硬くならないようにしなければいけません。
ツボ圧しの基本姿勢
ツボへの施術は全身への基本の手技でもそうでしたけど、基本は写真のようにつま立ちで座ります。踵をつけて自分の軸と重心をど真ん中に置きます。
丹田にある程度の力を入れて、両足(太もも)の内側を締めるようにして膝で床を踏みしめます。
足の裏もテンションをかけて張るようにすると、全身の力がシンクロして力が逃げずツボを圧す方向と力が定まります。
ツボが正確に圧すコトができるように、身体が最も効率的に力を発揮できる(伝えることのできる)気の原理に即した身体の使い方を散々とご紹介してきたのはこのためだったんですね。
ツボを圧すには、丹田や腎経の力の入れ方を体得していなければできません。
片足を上げたり、片膝を上げることもありますが、自分の軸の中心に丹田を落としていくというやり方は同じです。
足首が硬くて上記の座り方ができない方は、足首を柔らかくする方法や股関節が固くて上記の座り方がきついような方は、股関節を柔らかくする方法や股関節の柔軟をご参考ください。
腰のツボ1への施術法
受け手は横臥位(おうがい)、横向きになるとツボが圧しやすくなります。
基本の姿勢から片膝を挙げ、自分の身体の側面を受け手につけてこれを補とします。
ツボを圧すときは補という支点がしっかりしていないとツボを圧す方向が定まらないのです。
腰や下腹部内臓の邪気をとるのに大変有効なツボです。