半身浴

疲労回復

疲労回復に最適なお風呂の入り方【半身浴のススメ】

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今回は疲労回復に最適なお風呂の入り方、私が絶対的におススメする半身浴をご紹介いたします。

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ど~も、疲労回復が得意な恵比寿整体院の内山です。

皆さん毎日お疲れ様です。

繰り返す毎日、疲れが溜まっていませんか?疲れが抜けにくくなっていませんか?人生に疲れていませんか?

娑婆は娑婆、それなりに修羅場な毎日、生きるって疲れるのね。

そんな疲れは次の日に持ち越さずその日のうちに回復したいところ、それには東洋医学がおススメする半身浴が最適です。

恵比寿整体院では冷えを改善して血液に巡り・気の巡りをよくしていく健康法の「冷えとり」を皆さんにアドバイスしています。

疲労回復って血液の巡り・気の巡りにとても深く影響を受けています、健全な血液の流れがなかったら疲れも抜けにくいもの。

東洋医学は症状への処置のみならず、健康な身体作り、疲労回復や疲労しにくい体内環境を作るコト、予防医学や養生法、健康法がとても豊かなのです。

今回、ご紹介する冷えとりの定番、疲労回復に最適なお風呂の入り方「半身浴」もそのような疲労回復術、健康法の一つです。

半身浴自体は下半身だけ温めるという単純なものですが、半身浴は疲労回復を阻む気の滞り(冷えと瘀血)を改善していくのにとても効果的なのです。

冷えや瘀血(おけつ)のお話も交えて、疲労回復に最適なお風呂の入り方、半身浴のコツをご紹介しますので、疲れやすい方、疲れをお風呂で取りたい方、効果的なお風呂での疲労回復をお求めの方は是非、一読して今日から半身浴を実践してみてください。



疲労回復を阻む冷えと瘀血(おけつ)

健全な疲労回復のためには血液の巡りが良いコトが大事です。新鮮な血液が体中に滞ることなく巡るコトで、新鮮な酸素や栄養素は体中の細胞に行き渡り老廃物を運び去ってくれます。

しかし血液の流れが悪いと、新鮮な酸素や栄養は細胞にいきわたらず、老廃物は溜まる一方で、疲れが取れない、疲れが抜けない、もう嫌だ…、あぁ~!とキレてしまうわけです。

このキレるっていうのは「のぼせ」です。下半身が冷えたぶん脳がのぼせて充血状態、知恵熱のような状態ですね。それですぐにキレやすい精神状態になってしまう。

今回ご紹介する疲労回復に役立つお風呂の入り方で下半身の冷えがとれて全身の血液や気の巡りのよい状態になってくると、脳ののぼせがとれ頭もシャキーンと冷静になってきます。

冷えとりって身体を調子よくするばかりでなく、精神の安定にも大変役に立ちますからキレやすい方などにも大変に役に立つ入浴法です、半身浴は。

で、疲労回復を阻む冷えと瘀血(おけつ)ですが、冷えとは下半身が冷えて上半身(主に脳)がのぼせている状態です。

気は陰の気は冷たく下降して下方に停滞する性質を持っています。反対に陽の気温かく上昇して上に停滞する性質を持っています。

のぼせと冷え

足は冷えやすく頭はのぼせやすいという気の性質があります。

足が冷えていたり下腹部内臓を含む下半身が冷えていると、気は上と下に停滞してしまうんですね。これは空気やお風呂の水などでも同じです。

そしてこの冷えによる停滞の状態が続くと血液が汚れた状態に陥ります。この血液の汚れた状態を東洋医学では瘀血(おけつ)と呼んでいます。

瘀血(おけつ)とは?:

身体のうっ血や充血。東洋医学では瘀血(おけつ)、汚れ血、ふる血ともよばれ悪血ともいいます。本来、体の中をサラサラとスムーズに流れるはずの血液が、体のあちこちで滞ったり、血液そのものが汚れてドロドロした血になり流れにくくなった状態を東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。

血流が悪くなってくると粘性を帯びてきます(食べ過ぎてもなります)、イメージ的にはまさにドロドロした血液ですね。

瘀血は循環全体のこともあれば、特定の場所に現れることもあります。特に停滞しやすいのが下半身や下腹部の内臓ですが、この瘀血が体にさまざまな問題を引き起こすのです。

また、丹田と関係深い小腸などは、ものすごい量の毛細血管があり、冷えや瘀血(おけつ)という状態の影響を受けやすい内臓です。

【冷えとりの基礎知識】冷えと瘀血(おけつ)って何?


この冷えと瘀血といった循環の悪い状態が疲労回復の天敵なんですね。

ですから効果的な疲労回復を目指すなら、この冷えや瘀血を改善していくことが最善の方法です。

疲労回復という栄養ドリンクやサプリメントのようないまいち効果のわからない外部のモノに頼りがちですが、疲労回復しやすい身体を作るコト、これが東洋医学の目指しているトコロでもあります。

では、どうしたら冷えや瘀血を改善していけるのか?

それは単純ですが、冷えている下半身を温かくすることです。

お風呂で効果的に疲労回復するには、この下半身だけ温める状態を作ればいいんですね。


疲労回復に最適なお風呂の入り方・半身浴

何となく半身浴がしたくなってきませんか?

いや、しないって?

これだけススメても冷えとりに興味が沸かない人もいるんですね。

これは恵比寿整体院でもそうです。健康へのアドバイスをしても積極的に聞く耳を持っている人は、治りも早いし体調がよくなることを実感してくれる。

アドバイスを聞いても実践してくれない方は、ダラダラと治りも遅い。中には毎回、「冷えを改善しましょうね」というのですが、実践してくれず、それでも毎回「先生、冷えってよくないんですねぇ」と言われたりもします。

私はアドバイスはしますけど、冷えとりは本人の自発的意思や行動がないとできませんからね、何とか興味を持ってくれるように持っていきたいのですがね。

まぁ私の愚痴は置いておいて、疲労回復に役立つお風呂の入り方、半身浴のご紹介です。

半身浴のやり方:

半身浴

  • お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
  • 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
  • お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
  • お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
  • 工夫して半身浴を楽しみましょう。

さらに詳しくは疲労回復に最適なお風呂の入り方・半身浴をご参照ください。

腕を温めないこと、心臓は温めないこと、上半身を温めないことがコツです。これは上半身はのぼせやすく熱を持ちやすいので、その反対に下半身が冷えてしまう気の原理があるためです。

下が冷えて上がのぼせている状態だと全身の循環が悪くなってしまうので、下半身を温め上半身を涼しくして全身の循環を良くしていこうというのが「冷えとり」です。

半身浴はとても行いやすいし習慣づけるのも楽ですから、疲労回復のみならず健康と美容のために、私が自信をもっておススメします。

他にも冷えとりの方法はたくさんありますが、まずは半身浴を基本にしていただくといいと思います。

半身浴をしてから就寝していただければ、寝ている間の体の疲労回復を助けます。また後でご紹介するストレッチも半身浴の後に行っていただければより効果的です。


腕を温めてしますと身体の上下の温度差の解消にはなりませんので腕は温めないでください。

モデルさんや美容関係の方にも半身浴は人気ですね。私自身も半身浴は欠かせませんし、食べ過ぎたり調子の悪いときは半身浴を長めにしたりして、自分で体調をコントロールするのに役立ちます。

半身浴を2,3か月続けていると、冷えや瘀血といった状態が改善してきて、疲れにくい、疲れが抜けやすい体内環境になってきます。

疲れやすい方、疲れが抜けにくい方、お仕事がハードな方は是非、疲労回復に役立つお風呂の入り方、半身浴を実践してみてください。

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疲労回復に役立つお風呂の入り方、半身浴について説明してきましたが、冷えがお強い方、冷えやすい女性などは日常的に絹靴下を履いて冷えを改善することも大事です。

冷えとりというと、絹靴下と半身浴といってもいいほどくらい大事なものです。

日常的に足元を温めることも、疲労が回復しやすい体内環境に改善していくことができます。ご興味のある方は冷えとり基礎知識をご参照ください。

冷えとり基礎知識:




更に疲労回復を高めるお風呂の為のストレッチ

大腰筋

大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋ともいいます。大腰筋は大腰筋トレーニングや体幹トレーニングなどで有名です。

疲労回復を高めるお風呂の入り方、半身浴のご紹介ついでに疲労回復に役立つストレッチをご紹介します。

疲労ってどこにくるか知っていますか?

もちろん身体の部分的な疲労もありますが、身体の中心部分である腰とお腹って疲労が蓄積する終着駅なのです。

疲れが溜まってくると…

疲労回復のお風呂のためのストレッチ

見るからに疲労が蓄積している姿勢ですね。腰も痛そうな姿勢です。大腰筋に疲労が蓄積してくると腰が丸くなり、腰に力が入らない腰砕けの姿勢になります。

疲れが極限になってくると、この体幹を支える大腰筋という筋肉に力が入らず上記のような姿勢になってきます。

そしてこの大腰筋は体の内部にあり、マッサージや指圧などでは直接に施術できなく、ストレッチのような運動量でしかケアできない筋肉なのです、体の中心の大事なトコロなのにね。

疲労回復のコツはこの大腰筋にあるといってもいいくら大事なところです。半身浴の前後、お好きな時に行っていただければより効果的です。

そんな大事な大腰筋をストレッチできる形がありますのでご紹介します。腰に力が入らない、疲労が抜けないような方は是非、実践してください。とても気持ちの良いストレッチですよ。


大腰筋のストレッチの手順

腰や背骨を反るストレッチです。仙骨と腰椎、お腹の中(丹田)を深く気持ちよくストレッチできる形ですが、股関節も深くストレッチできます。

身体が硬い人は硬い人なりに気持ちよくストレッチできればいいので、決して無理をしてはいけません。硬い人用、柔らかい人用、更に気持ちよさを求める人用に、深さの異なる3段階のストレッチをご紹介いたします。

基本、硬い人用

腰痛、腰のストレッチ・硬い人用1

正座からの…

腰痛、腰のストレッチ・硬い人用2

片足後ろに伸ばし~の…

腰痛、腰のストレッチ・硬い人用3

腹式呼吸。

身体の堅い人は床に両手をついて、しっかり身体を支えて写真のような姿勢をとってください。そして腹式呼吸をしてください。上記の姿勢で腹式呼吸をすると、お腹の中、大腰筋がとても気持ちよくストレッチできます。5,6回深く腹式呼吸をしてください、お好きな方は10回ほど。これだけでとても深くストレッチできます。

腰のストレッチのコツ

ストレッチのコツは腹式呼吸でお腹をしっかり膨らませたりへこませたりすることです。深呼吸が苦手な方はまずは腹式呼吸から練習してみてください。

腰のストレッチのコツ2

慣れてきたら腰をよりそらして、頭は天井を見上げると、さらに腰がストレッチされます。



柔らかい人用

そんなんじゃ物足りない人は両手を膝の上において、天井を見上げてさらに腰をストレッチしてください。とても気持ちよくストレッチすることができます。

腰のストレッチ・柔らかい人用1

膝に両手をのせ~の…

腰のストレッチ2

さらに腰を伸ばし~の…腹式呼吸。



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床から手を離すとグラグラしてしまう人は、そのまま床から手を離さずにストレッチしてくださいね。柔らかい人は膝の上に手を置いてストレッチすることでより深く大腰筋をストレッチできます。深く呼吸することがメインですから、腹式呼吸を忘れずに。

あとこのストレッチには先があります。

深い腰のストレッチ5

↑のような更に腰をストレッチできる形ですが、あり程度体が柔らかい人じゃないできません。腰痛ストレッチのやり方にて動画付きで解説しています。ご興味のある方はご参考ください。




お風呂の後には、そう寝るだけ。疲れを取る寝方ガイド

疲労回復に最適なお風呂の入り方、半身浴ですが一日中半身浴しているわけにはいきません。

半身浴の状態、下半身が温かい状態を日常的に作ってあげればより効果的なので絹靴下などがお役に立ちのですが、心身が疲労から回復していく就寝時にも湯たんぽなどで足元を温めるようにすると疲労の回復がはかどります。

疲労回復の為の寝方ガイド疲れが取れる睡眠のススメなどで解説していますのでご興味のある方はご参考ください。


まとめ

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疲労回復に最適なお風呂の入り方、半身浴をご紹介してきましたが、冷えとりは実践あるのみです。実践しなければ気持ちよさがわからないんだなぁ。

半身浴は疲労回復に役立つばかりではなく、健康と美容にも大変効果的ですので是非、今日から実践してみてくださいね。



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