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今回は私がおススメする疲れの取り方をご紹介します。
活動すれば疲れるのは自然の摂理、そして疲れ・疲労から自然に回復していくのも自然の摂理であります。
疲れの取り方のコツは、その自然の摂理が働きやすいように、疲労回復を阻害しているものを取り除き、心身が疲れから回復しやすいようにしていけばいいのです。
全身的な疲れの取り方から、身体の部分的な疲れの取り方までご紹介していきますので、疲れを取りたい方、疲れを何とかしたい方は、ご自身に合った疲れの取り方を実践してみてください。
何が身体を疲れさすかって、地上では重力があるからです。Gが掛かるから身体は疲れるんですね。
だから宇宙の無重力状態では、身体は疲れにくい分、筋肉の力が衰えます。
今、第一の移住先とされている火星でも重力は地球の1/3(直径は地球の半分ほど)。体重の重い方、疲れやすい方にはいいかもしれない。
宇宙時代が本格的に始まったら(いや、もう始まっているんですが)、地球以外の環境に合わせた健康法、医療、人生観が必要になってくるんでしょうね。
面白いですね、精神構造も当然に変化していくでしょうし、生殖の問題もある。これから科学的な進歩は加速していくし、既成の宗教的な概念も変わっていく。
気というのもエネルギーですから、当然地球とは異なった理がある。地球上では重力の影響を受けて働いてないかに見える気も無重力化ではどうなんでしょうね。気を感じやすかったり、気の働きが分かりやすくなってくるかもしれない。
気や冷えとりの専門家の私としては、無重力化では冷えやのぼせはどうなるのか?冷気は下降し熱気は上昇するという気の性質はどうなるのか?興味津々であります。
まぁ、そんな話は置いといて、今回は疲れを取る方法のご紹介です。
疲れが取れるって、血液の流れと特に関係がありますので、まず全身的な疲れを取る方法として「THE 冷えとり」、部分的な疲れを取る方法としてツボとストレッチをご紹介します。
効果的に疲れを取るコツもご紹介しますので、ぜひ自分に合った疲れを取る方法を実践してみてくださいね。
疲れの取り方・基本中の基本
活動すれば疲れる、活動すれば老廃物や疲労物質が出る、これは自然の摂理です。
でも血液の流れが健全ならば、新鮮や酸素や栄養素は体中の細胞に行きわたり、活動の結果の老廃物や二酸化炭素を運び去ってくれる。
だから疲労回復には血液の滞りがないこと、気の滞りがないことが大事なのです。
活動すれば老廃物も出るし、活性酸素(フリーラジカル)も溜まるし、血液の酸性も上がる。血液や気が滞ると、血液は汚れて瘀血(おけつ)といった状態に陥ります。
瘀血(おけつ)とは?:
身体のうっ血や充血。東洋医学では瘀血(おけつ)、汚れ血、ふる血ともよばれ悪血ともいいます。本来、体の中をサラサラとスムーズに流れるはずの血液が、体のあちこちで滞ったり、血液そのものが汚れてドロドロした血になり流れにくくなった状態を東洋医学では「瘀血(おけつ)」と言います。
血流が悪くなってくると粘性を帯びてきます(食べ過ぎてもなります)、イメージ的にはまさにドロドロした血液ですね。
瘀血は循環全体のこともあれば、特定の場所に現れることもあります。特に停滞しやすいのが下半身や下腹部の内臓ですが、この瘀血が体にさまざまな問題を引き起こすのです。
また、丹田と関係深い小腸などは、ものすごい量の毛細血管があり、冷えや瘀血(おけつ)という状態の影響を受けやすい内臓です。
ある意味、この状態を回復させていこう、ってのが東洋医学の主眼でもあります。
冷えや瘀血を改善して血液や気の滞りを改善していく、血液や気の流れを良くしていくコト、これが疲れの取り方の基本中の基本です。
冷えとりの基本・半身浴
じゃぁ、どうやったら血液の流れ・気の流れを良くしていくことができるかっていったら、これはもう半身浴に限ります。
宇宙生活では冷えやのぼせがどうなるのかわかりませんが、この地球上では半身浴、下半身を温めることが循環促進には大変有効です。
疲れを取るには何はなくとも半身浴。半身浴の愛好家もたくさんいらっしゃいますが、半身浴にはコツがありますのでご紹介いたします。
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは疲れの取り方・半身浴をご参照ください。
腕を温めないこと、心臓は温めないこと、上半身を温めないことがコツです。これは上半身はのぼせやすく熱を持ちやすいので、その反対に下半身が冷えてしまう気の原理があるためです。
下が冷えて上がのぼせている状態だと全身の循環が悪くなってしまうので、下半身を温め上半身を涼しくして全身の循環を良くしていこうというのが「冷えとり」です。
半身浴はとても行いやすいし習慣づけるのも楽ですから、疲労回復のみならず健康と美容のために、私が自信をもっておススメします。
他にも冷えとりの方法はたくさんありますが、まずは半身浴を基本にしていただくといいと思います。
半身浴をしてから就寝していただければ、寝ている間の体の疲労回復を助けます。また後でご紹介するストレッチも半身浴の後に行っていただければより効果的です。
私自身も半身浴の愛好家。疲れたとき、食べ過ぎたり飲み過ぎたりしたとき、調子の悪いときは半身浴を長めにしたりして自分で体調をコントロールできます。
半身浴を2,3か月続けていると、冷えや瘀血といった状態が改善してきて、疲れにくい、疲れが抜けやすい体内環境になってきます。血液がきれいになってくるんですね。
冷えや瘀血といった状態の改善、疲れやすい、疲れが抜けにくいなどの体質改善には半身浴は大変役立ちます。
あなたの健康な人生のお供に半身浴は私が自信を持っておススメします。冷えとりにご興味のある方は、冷えとり基礎知識をご参考ください。
冷えとり基礎知識
疲れの取り方・ストレッチ編
筋肉やスジ、経絡って疲れてくると収縮してきます。縮んでくるんですね。
きゅっとスジが細く固くなってくる。これがコリです。
首こりに肩こり、体中のこり。これらは初期の段階ならばストレッチでスジを伸ばすコトで改善しやすいものです。
(もっとコリが深くなってくると、後述するツボ圧しが必要になってきます)
スジや筋肉の疲れ、身体の部分的な疲れの取り方としてストレッチをご紹介しますが、ストレッチにもコツがあります。
疲れの中心
疲れってどこに溜まりやすいか知ってます?
疲れはお腹の中に溜まりやすいんですね。疲れてくるとお腹に力が入らなくなってくる。
これはお腹が気の中心であるからです。この中心点を丹田(たんでん)といいますが、ここが疲れてきたり力が入らなくなってくると、
↑いかにも腰が悪そうな姿勢ですね。この状態に関係している筋肉は、腸腰筋や大腰筋です。
ここがね、疲れてくるんですね。疲れてくるとは力が無くなって姿勢を維持できなくなってくるコトです。
ここが元気になってくると、
いかにも元気のいい姿勢ですよね。
疲れを取るコツは体の中心から緩めるコト
だからストレッチもここが重要。
ここが緊張していたり、弱っていると全身的な倦怠感、疲れが抜けない状態に陥ってしまいますので、疲れを取るにはまずはここをストレッチしてください。
疲れを取るには、本当にここが重要。
大腰筋のストレッチ、腸腰筋のストレッチとしてもご紹介していますが、股関節を柔らかくする方法や体を柔らかくする方法でもご紹介しているストレッチです。
ストレッチの基本ともいえる場所ですから、疲れを取りたい方、疲れやすい方、腰や股関節、体を柔らかくしたい方はまずここからストレッチをしてみてください。
その他のおすすめのストレッチ
上記の身体の中心のストレッチを基本にして、身体のどこかが痛い、固い、何かしらの症状がある、疲れがあるときは、ご自身の症状・お悩みにあったストレッチをご参考ください。
症状別おすすめのストレッチ
疲れの取り方・ツボ編
コリが深くなってくる、コリの状態が長く続いてくるとストレッチよりツボ圧しが有効です。
ツボは、スジのコリや緊張が引き起こす痛みには大変に即効性もあり効果的です。
このストレッチ・ツボガイドでも自分で圧せるツボをたくさんご紹介していますので、ご自身の状態、症状にあったツボをご参考ください。
部位別・症状別のツボ
- 足の疲れを取るツボ
- ふくらはぎの疲れを取るツボ
- 目の疲れを取るツボ
- 坐骨神経痛のツボ
- 肩甲骨のツボ
- 股関節のツボ
- 腰痛のツボ
- 首こりのツボ
- 頭痛のツボ
- 肩こりのツボ
まとめ
ご自身の状態や症状に合うセルフケアはありましたか?
半身浴・ストレッチ・ツボのどれかひとつでもいいし、組み合わせても3つとも行ってもいいし、これら3つはセルフケア3種の神器。
私がおススメするのは、まず半身浴。半身浴の後に身体の中心を緩めるストレッチやご自身の症状にあったストレッチを行ってください。
ツボもご自身の症状にあったツボをセルフケアします。これだけで十分な疲れの取り方になります。
ツボ圧しは少々、コツがいるかもしれませんが、半身浴にストレッチは行いやすいものです。ぜひご紹介した疲れの取り方を実践して、気力体力に満ちた明日を迎えましょう!