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今回は筋肉痛を早く治す方法として、スジのコリを取るには即効的な効果があるツボとスジばってしまった筋肉を気持ちよく伸ばすことのできるストレッチ、筋肉痛を早く治すのには欠かせない血液の流れを良くする冷えとりには最適の半身浴をご紹介します。
実は私、運動マゾ…、運動はきつければきついほどイイというタイプ。だから筋肉痛はお友達。
今回はそんな筋肉痛とお友達の私が、筋肉痛を早く治すコツをコツと実践法を東洋医学の見地から解説します。
ハードなトレーニングで筋肉痛の方も、昨日何かと張り切りすぎて今朝起きたら体中が筋肉痛のお父さんも、筋肉痛を早く治すのに必ず役立つ情報ですので、知っておいて、実践してみて損はないハズ。
筋肉痛を早く治すコツ
今回は筋肉痛を早く治す方法の実践編ということで、ツボやストレッチ、冷えとりのやり方、セルフケアのご紹介ですので、疲労物質とは?とか乳酸がどうのこうのとか、超回復がどうのこうのとかは省きます。
まぁ筋肉痛とは、簡単に言えば筋肉の繊維が無理な運動などで負荷がかかりダメージを受けている状態です。もしくは疲労している状態。
この筋繊維がダメージを受けた状態から回復して、筋繊維がより太く強い筋肉ができあがっていくのが超回復です。
だから筋肉を太くしたければ、オーバートレーニングは厳禁で回復に当てる安静な時間が大事です。
身体は使えば疲労するもの、無理をすればダメージを受ける自然の摂理、そして自然に治癒していくのも自然の摂理であります。
そしてできれば筋肉痛が自然治癒していく過程を早めたいですよね。効果的に短期間で回復させたい。
それにはツボやストレッチ、冷えとりが大変有効なのであります。
筋肉痛を早く治すには血液の流れを良くすること
筋肉の緊張やコリをとるツボやストレッチは後でご紹介するとして、筋肉痛に限らず自然治癒・自発的治癒って何によってもたらされると思ますか?
身体の細胞には再生のプログラミングがあるのですけど、そのプログラムが効率的に起こるには健全な血液の流れが必須です。
血液の流れの状態が悪ければ(血液の流れが悪くて滞ったものを瘀血(おけつ)といいます)筋肉痛の治りも怪我の治りも遅そうですよね。血行不良とは健康にも美容にも天敵です。
身体は血液の流れがあるからこそ、新鮮な血液が身体中に行きわたり身体中の細胞に新鮮な酸素や栄養素をもたらし、老廃物を運び去ってくれるからこそ自然治癒が効果的に行われるのです。
だから血液の流れの少ない場所や、血管が少ない靱帯や軟骨などの自然治癒はとても時間がかかります。膝などの靱帯などは完全に断裂したらまず自然にはくっつきません。靭帯の一部の断裂なら自然に治らないわけではないけど、その過程はとてもゆっくりです。
ですから未来には損傷した患部に人工毛細血管をくっつけて、なんて組織の再生法が編み出されるかもしれませんね。
で、結論から言うと、筋肉痛を早く治す方法として筋肉組織の回復を早めるには血液に流れを良くすれば確実に回復は早まります。
反対に血液に流れが悪いと筋肉痛のみならず、ケガや肉体的な損傷も治りが遅い。
この血液に流れが良い悪いって身体の状態のことですから、現代医学ではあまり重要視されません。特に整形外科ではモノ的な異常を診ますから、状態の異常ってあまり問題にされないんですね。
しかし東洋医学では状態の把握、治療がメインです。反対にモノ的な治療は苦手ですけど。
東洋医学は気の流れ・血の流れの状態を把握して改善していく術に長けています。ですから状態が引き起こす病、慢性病と言われているものの治療が得意なんですね。
今回ご紹介する筋肉痛を早く治す方法も、そんな東洋医学の知恵の一つです。
血液の流れをよくする半身浴
筋肉痛を早く治す方法のみならず、身体の回復には血液に流れをよくしていくことが基本です。
あとでご紹介するツボやストレッチも、まず半身浴で血液の流れを回復させてから行えば更に効果的です。
血液の流れをよくするには下半身だけ温めるのが最高に効果的で、上半身が筋肉痛でも下半身だけ温めることで全身の血液のめぐりがよくなり筋肉痛を早く治すのに役立ちます。
なぜ肩まで浸からず半身浴がいいのか?
それは下半身だけ温めることは身体の深部まで温めることができ、全身の血液の流れを回復することができるためです。
全身を温めてしまうと身体の表面は温まりますが、身体の深部までは温まりにくく全身の循環の回復という面では役に立ちません。湯冷めも早いですしね。
気の性質として、冷たい気は下半身に停滞して熱気は頭に停滞する性質があります。下半身が冷えて頭がのぼせている状態です。この状態だと気の巡り、血の巡りが滞るんですね。
これを下半身だけ温めて上半身を温めないようにすると、冷気は上昇して冷えがとれ、熱気は下降してのぼせがとれる、全身の気の巡りを促進していく効果が得られるのです。
気の性質を踏まえたうえで、じゃぁ積極的に下半身を温めて冷えを改善し全身の気の巡りを良くしていこう、というのが冷えとり健康法です。
そして手っ取り早く下半身を温めることができるのが半身浴なのです。
半身浴のやり方
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは疲労回復に最適なお風呂の入り方・半身浴をご参照ください。
腕を温めないこと、心臓は温めないこと、上半身を温めないことがコツです。これは上半身はのぼせやすく熱を持ちやすいので、その反対に下半身が冷えてしまう気の原理があるためです。
下が冷えて上がのぼせている状態だと全身の循環が悪くなってしまうので、下半身を温め上半身を涼しくして全身の循環を良くしていこうというのが「冷えとり」です。
半身浴はとても行いやすいし習慣づけるのも楽ですから、筋肉痛を早く治す方法として、疲労回復のみならず健康と美容のために、私が自信をもっておススメします。
他にも冷えとりの方法はたくさんありますが、まずは半身浴を基本にしていただくといいと思います。
半身浴をしてから就寝していただければ、寝ている間の体の疲労回復を助けます。また後でご紹介するストレッチも半身浴の後に行っていただければより効果的です。
筋肉痛を早く治す方法・ツボ
筋肉は披露してくると固くスジばってきます。そしてコリとなって筋肉痛やスジの痛みを引き起こします。
このコってしまった筋肉をほぐすにはツボ圧しが大変有効です。ツボは正確に圧せれば即効性もあり、自分でコリを気持ちよく取ることができます。
ツボはコリや身体の部分的な疲れが取れないとき、筋肉痛の緩和にもとても重宝します。自分でも圧しやすいツボの探し方や圧し方を各記事で丁寧に解説していますので、ご自身の状態、症状にあったツボをご参考ください。
筋肉痛を早く治すのに役立つツボ
筋肉痛を早く治す方法・ストレッチ
ご紹介した半身浴と合わせてストレッチを行っていただければ、より筋肉痛を早く治すのに役に立ちます。。
このブログでご紹介しているストレッチは、腹式呼吸を使い経絡という気の流れを回復させるためのものでコリや筋肉痛を緩和させるのにとてもお役に立てます。
部位別、症状別にストレッチをご紹介しておきますのでご自身にあったストレッチをお試しください。
- 太ももの筋肉痛緩和のストレッチ
- 大腰筋のストレッチ
- 肩こり緩和のストレッチ
- 首こり緩和のストレッチ
- 足首のストレッチ
- ふくらはぎのストレッチ
- アキレス腱のストレッチ
- 膝のストレッチ
- 背骨のストレッチ
- 股関節の柔軟
まとめ
血液の流れを改善できる半身浴を基本にしてご自身にあったツボやストレッチを行っていただければ、筋肉痛を早く治すのに大変お役に立てると思います。
3つとも実践しやすいものですし、ストレッチやツボは各記事で詳細なやり方なども解説しております、ご自身にあったセルフケアを筋肉痛のみならず、痛みや疲労の緩和、症状の改善にお役立てください。