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目が痛いときの治し方、今回はツボを使った自分での目が痛い、眼が疲れているときの治し方をご紹介します。
紹介するのは、目の疲れからくる痛みの改善法です。頭部への外傷、外傷による内出血、脳腫瘍、脳卒中が疑われるときは早急に医療機関での処置が必要です。
目の奥が痛い、目の奥やこめかみが張っている感じがする、など恵比寿整体院でもよく頂くご相談です。パソコン作業や目の使い過ぎで目の奥の緊張が痛みを引きおこすのですが、最近はスマホの普及でかなり多くなってきた症状やご相談でもあります。
時代によって流行りの症状、気の状態があるんですね、面白いものです。
目の奥が痛いとき、施術では頭部のツボを圧して痛みを引き起こしているスジの緊張やコリを取っていきますが、この時に使うツボは自分でも圧しやすいツボです。
ツボは正確に圧せれば即効性もあり、日常でもとても役に立ちますので覚えておいて損はないハズ。
目の奥が痛いときのツボでの治し方、ツボの探し方や圧し方を丁寧に解説していきますので、写真や解説を頼りにツボを見つけ圧して目の痛みや疲れを治してください。
あと、特に首や肩を柔らかくできるストレッチ、頭部の充血・のぼせを改善する冷えとりもご紹介しておきますので、目の痛みや頭痛、肩こりや首こりの予防法としてお役立てください。
目の痛みの原因・脳と血液
目が痛い、目が疲れる。そんな時にはツボが重宝するのですが、目には網膜(もうまく)とよばれる部分があり、毛細血管が網目のように走行しています。目からの情報を処理する脳は大量のエネルギー、血液を使いますので血行不良、循環不良が兎にも角にも目にはよくないのです。
目の痛みや疲れを引き起こす血行不良の状態・脳の充血・のぼせはあとで説明する気の状態や「目の痛みを治す方法・冷えとり」にも深く関係するコトです。
脳が使う酸素の量は、体全体が消費する酸素の約20%に達します。血流、血行が良くなければ目も頭も働かないのですね。
酸素を使う量が多ければ、その「廃棄物」ともいえる活性酸素も多くなりこれらも正常に排出されなければなりません。
血流が滞ってしまっては、必要な酸素は来ず、老廃物は出て行ってくれず、疲労が蓄積してきます。
そしてこれらの不具合は、ツボを圧して気の流れ、血流を回復させて自分で改善していくことができます。
また頭痛や目の奥の痛みを引き起こしている肩や首のスジの緊張も、ツボ圧しでほぼ緩和することができます。便利なんですね、ツボって。
目が痛いときの治し方・ツボ圧し
目が痛いときや目が疲れている時、役立つ効果的なツボが一つ頭の付け根にあります。
あと手に一つ圧しやすく、顔面の緊張、手や腕の疲れをとれるツボがあります。頭のツボを圧した後、手のツボを圧してください。末端まで気の滞りを取ることで、頭のツボだけ圧した時より効果を確実なものにします。
頭の付け根のツボ
ツボの圧し方
コツはツボを頭の中心に向かって圧すことです。ツボを正確に圧せると、頭の中や目に響くことがあります。痛みやコリのあるスジ沿いに響くこともよくありますが、ツボを圧した時の独特感覚「響き」とはスジの緊張が取れて気の滞りが回復していく証です。
ですのでツボの名前や場所にとらわれず、自分の感覚、圧してみて痛気持ちいいところや響きのある場所を頼りにツボを探して圧したほうが効果は高いのです。
響きを感じやすいツボですから、この自分の感覚を頼りにツボを探して圧してみてください。
手のツボ、合谷
上記のツボを圧した後に、更に気の抜けを良くするために手のツボを圧していきます。
顔面や首のコリや緊張を取るのに役立つ、自分でも圧しやすいツボ、合谷(ごうこく)があります。かなり有名なツボですが、体の中心のツボから手足の末端のツボにかけて圧していくことで、全身の気の滞りを回復させます。
合谷は単独でも、目の痛みや疲れ、顔面の症状(主に鼻)、腕の疲れや親指の疲れに効くツボです。
ツボの圧し方
自分で圧すツボの入門としてもいいツボかもしれません、ぜひ覚えてくださいね。
ツボについて更に詳しく知りたい人は↓もご参照ください。ツボの種類や探し方、圧し方について学べます。
ツボ基礎知識:
目が痛い、目の疲れの予防法・ストレッチ
目の痛みを引き起こすスジのコリや緊張は、ストレッチで首を柔らかくすることで十分に予防、緩和できます。
頭は重く、頭を支える首ってコリやすいんですね、首を柔らかくする方法や首こりのストレッチにてストレッチを解説していますので、ご興味のある方はご参考ください。背骨全体、腰から首まで気持ちよくストレッチできる形です。
目が痛いときの治し方・冷えとり
初めに書きましたが、目の痛みを引き起こす脳や頭部の充血やのぼせといった状態、これらは下半身を温めることで改善できます。
下半身が冷えていると、反対に頭部はのぼせやすくなるという気の性質がありますので、頻繁に目が痛くなる人、頭痛持ちの人ほど冷えが強いとも言えます。
冷えは万病のもと、と言いますがこの冷えを積極的に改善していくには半身浴が最適です。
半身浴のやり方:
- お湯はみぞおちくらいまで、心臓は温めません。
- 下半身だけ温めたいので、腕は必ず出して入ります。
- お湯の温度は39~40度くらい、熱すぎはいけません。
- お腹の中が温まるまで20分は入ります。長い分にはいくら長く入っても良いです。
- 工夫して半身浴を楽しみましょう。
さらに詳しくは体を柔らかくする半身浴のやり方をご参照ください。
足湯をしたり、冷えをとる絹靴下を履いたり、デスクワークの方でしたら足元に湯たんぽなどを置いて足元を温めるのも効果的です。
目の痛みや頭の症状といえど、足元を温めることがのぼせの解消になりますので、足元を温める、足元を冷やさない工夫をしてください。
まとめ
目の痛みを治す方法としてツボをメインにご紹介させていただきましたが、ストレッチで首の柔軟性を回復させること、半身浴などでのぼせを解消していくことも目の痛みならず、様々な不定愁訴の改善にお役に立ちます。
また、あまりにも気の滞りが深い人、冷えが深い人、目の痛みを頻繁に起こす人、肩こりや頭痛がひどい人などは、ツボや経絡の専門家の施術を受けられるのもいいですね、コリや気の状態を改善するには指圧や鍼灸、専門的な整体院などが適任かと思います。