橈骨ってどこ?の解説です。
あまり見慣れない漢字ですが「とうこつ」と読みます。
橈骨っってどこ?
橈骨はここ↓
橈骨は前腕の親指側の骨です。
上肢は上腕骨が一本あり、その下に二本の骨、橈骨と尺骨があります。
下肢も同じ構造で大腿骨が一本あり、その下に二本の骨、脛骨と腓骨があります。
このような構造になっているからこそ、手先や足先をねじるような動きができるんですね。
橈骨が作る関節
橈骨は上腕骨とはほんの少しの面積でしか接していません。
橈骨と尺骨が接する部分が橈尺関節で、橈骨と手の骨が作る関節が手関節、俗にいう手首です。
橈尺関節
橈骨と尺骨が隣り合うように接して橈尺関節を作り、橈骨と尺骨が回るように動き、前腕が内側にねじれる動き(回内)、外側にねじれる動き(回外)をします。
橈尺関節は70~90°回内、80~90°回外します。
手関節
橈骨と手根骨(舟状骨・月状骨・三角骨)が手関節を作ります。
手首の動きは指の動きを除けば、屈曲と伸展、外転(撓屈)と内転(尺屈)です。
手首の屈曲は70~90°、伸展は65~85°可能で、外転は12~25°、内転は25~40°可能です。
まとめ
尺骨は長さを測るのに使えたり、打撃や受け身に使え、施術もまた尺骨で行いますが、橈骨はそのような使い方はできません、残念(笑)