意外と知らない身体の部位シリーズ、今回は大転子ってどこ?の解説です。
自分でも触れる大転子の解説ですが、自分の身体なのに意外と知らない部分が多いのは、解剖学の名称が古臭く硬いからでしょうね。
でも、大転子は骨盤の歪みやプロポーションにも関係するところなので意外と女性は知っている部位かもしれません。
大転子(だいてんし)ってどこ?
大転子とはここ↓
太もも骨は大腿骨(だいたいこつ)といい、大腿骨上部の外側の出っ張りが大転子です。
角度をつけてみると結構ごついところです。
大腿骨は骨盤(寛骨)にハマり股関節を形成していますが、大転子はその股関節のすぐ下で自分でも触ることができます。
小転子もある
大転子も小転子も股関節を動かす筋肉が付着するところですが、小転子は股関節を内転させる恥骨筋や体幹を支える大きな筋肉である大腰筋が付着するところです。
小転子に付着する筋肉
大転子に付着する筋肉ストレッチ
大転子にも多くの筋肉が付着していて、その筋肉が弱かったり疲労で力がなくなっていたりして、他の筋肉とのバランスが崩れると股関節が変位して大転子の位置がずれます。
ほとんどは後面に変異して股関節が開く方向にずれます。
これは股関節を動かす大きな筋肉である大腰筋などに力がないためです。
またお尻の筋肉である小殿筋・中殿筋・大殿筋も大転子に付着していますので、これらの筋肉が弱かったり柔軟性がないと股関節の変位を招き、大転子が後方にずれてしまいます。
なにも矯正療法などに頼らなくても、ストレッチなどで十分に筋肉の柔軟性と力強さを養うことができ、バランスの取れた身体の状態を取り戻すことができるので、股関節の柔軟性を養いたい方は各筋肉のストレッチや股関節を柔らくする方法をご参考ください。
大転子に付着する筋肉