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人間の骨の数は206個、意外と多いと思うのは手先や足先の小さい骨が多いのと、一つの骨と思っている頭蓋骨なども幾つかの骨が構成しているからです。
人間の骨の数は206個
人間の骨の数は206個ですが、哺乳類では大体同じような数で驚くような数の違いはありません。
このブログではストレッチや筋肉を説明するのに骨格の解説もしてきたので、知らないうちに結構な骨の数の解説ができましたので今回部位別にまとめておきます。
参考リンク:人体の骨の数(外部リンク)
脊柱の骨の数
まずは身体の中心である脊柱の骨の数は24個。
上から7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、背骨の数は計24個です。
頚椎は略してC、胸椎はT、腰椎はLと記すのでL5と書いたら第五腰椎のコトです。
その背骨の土台が仙骨でその先に尻尾の名残の尾てい骨(尾骨)があります。
参考リンク:人体の背骨の数(外部リンク)
意外と知らない骨盤の骨
骨盤というのは仙骨と寛骨の構造です。
この3つの骨はもともとは別の骨で大人になり融合して一つの寛骨となります。
胸郭の骨格
肋骨は胸椎と同じく12対、計24本の肋骨があり、胸の中央が胸骨で上部に鎖骨があります。
参考リンク:人体の肋骨の数(外部リンク)
下肢の骨の数
足は解剖学では下肢と呼び、太ももを大腿、膝から下は下腿と呼びます。
下肢は美味しそうな太ももの骨、大腿骨があり、膝のお皿と言われる膝蓋骨、すねの骨である脛骨とその横に腓骨があります。
足先の骨が26個ありますがとても小さい骨も多く、私も忘れている骨がありそうです。
踵の骨が踵骨(しょうこつ)で足の指の骨は中足骨・趾骨(基節骨・中節骨・末節骨)です。
足先の骨は一般的にはなじみのない骨の名前ばかりで、骨の数もほとんどの方は知りませんよね。
上肢の骨の数
腕は解剖学では上肢、二の腕を上腕、肘から下は前腕と呼びます。
上肢も下肢と似たような構造で、上腕骨が一本あり、その下に二本の骨(橈骨と尺骨)があります。
でも膝のお皿はあっても肘のお皿はありません、あってもよさそうなのにね。
上腕骨は肩甲骨と肩関節を形成します。
で足先と同じように手先の小さい骨が沢山あり、27個ありますので上肢の骨の数は30個ということですね。
頭蓋骨の骨の数
成人の頭蓋の骨の数は通常28個と言われますが、耳の中の小さい骨をどう分類するのかによって29個とも23個ともいわれます。
頭蓋骨は多くの骨が縫合という部分で組み合わさっている構造です。
頭蓋骨の各骨については今後、解説予定です。
意外と知らない骨もある
足先や手先の骨、頭蓋骨などは知らない骨も沢山ありますが、頸部に意外と知らない骨があります。
その名は舌骨(ぜっこつ)。
私も治療を学ぶまで知らない骨でしたが、結構身近な場所(?)に知らない骨があって驚かされました。
意外な角度で骨格を見ると
このブログで解説用に骨格標本の写真を撮っているのですが、なかなか普段見れないアングルでとると体の不思議がわかります。
迫力のローアングル…
身体の中心って神秘的な感じがしますね。
頭の骨がなんか怖いけど胸郭の中、体の中からの絵ってあまり見ませんもんね。
なんかイケないことをしている気になる…
もちろんプラスチックの骨格標本ですが、なんか神秘的なところを触っている気がする…
火葬場でお骨をお箸で拾うのに似ている感情が沸き上がってきます。
骨の数・まとめ
手先や足先の小さい骨は覚えきれないと思いますが、大きな骨格は覚えておきましょうね、自分の体のことですもんね。
名前を知っていた方が愛しやすいしね。