前回は骨の数について解説しましたが(骨の数は206個)、今回は筋肉の数のお話。
筋肉の数
筋肉の数ですが、人間の身体には約600ほどの筋肉があります。
しかし、そのほとんどは手や足の中にあるとても小さな筋肉で、これらは内在筋とも呼ばれます。
覚えてほしい筋肉の数は少ない
何も理学療法士やトレーナーを目指すわけではないので全部の筋肉を理解する必要はありませんが、健康維持や身体を鍛えたりするのに最低限の筋肉への理解は必要です。
このブログでは100ほどの筋肉を解説していますが、これらは関節を動かしたり身体活動に必要な主な筋肉たちです。
各筋肉の機能解剖やストレッチ、ほぐし方については個別の記事を参考していただくとして、覚えておいてソンはない重要な筋肉を少しばかりご紹介いたします。
覚えてほしい筋肉の数は5つ
個人的に思う覚えてほしい筋肉ですから何も根拠はありません。
私が思う、身体を鍛えたり、ケアするのに重要な筋肉の数が5ついうことです。
腹筋と背筋
ん~、ではまずは腹筋に背筋。
主な腹筋は腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋とありますが、まとめて腹筋として扱ってもよいでしょう。
背筋は脊柱起立筋という筋肉で、腹筋と背筋は裏表の関係にあります。
簡単にいえば体の中心である腰を曲げるのが腹筋、腰を伸ばすのが背筋です。
腰をねじる、側屈には両方の筋肉が関与します。
体幹の力強い動きを引き出すには、この2つの筋肉が発達していなければなりません。
特に腹筋は発達していると恥骨を引っ張り上げ、自然と腰が立った状態になります。
体軸、重心の安定にも腹筋と背筋は重要ですし、スポーツマンじゃなくても誰でも鍛えていただきたい筋肉です。
腹筋と背筋のストレッチや鍛え方はまとめてありますので各記事をご参考ください。
太ももの表と裏、大腿四頭筋とハムストリングス
太ももの前面は大腿四頭筋、裏がハムストリングスです。
大腿四頭筋が膝を伸ばし、ハムストリングスが膝を曲げる筋肉で、大腿四頭筋はジャンプ筋とも呼ばれます。
あらるゆスポーツや運動でジャンプ能力というものは必要ですし、膝を落とす・重心を落とす動きというのも武道や芸能では特に重要視されます。
スポーツマンは特に鍛えていただきたい筋肉で、この2つの筋肉の柔軟性を養うことも大事です。
正座が辛い方は大腿四頭筋、前屈して手が床につかない方はハムストリングスの明らかな柔軟性不足ですから、ストレッチなどで十分に柔軟性を養っていただきたい。
この2つの筋肉はトレーニングの王道であるスクワットで鍛えられますので、足腰が弱ってきた方や足腰を鍛えたい方は、まずはスクワットでこの2つの筋肉を鍛えるのがよろしいかと思います。
腸腰筋(大腰筋)
大腰筋は体幹トレーニングやインナーマッスルという言葉で有名ですが、その大腰筋と腸骨筋、小腰筋を合わせて腸腰筋と呼びます。
大腰筋は股関節を曲げる筋肉なので、これまた体軸や重心の安定、腰を落とす・膝を落とす動きにとって需要な筋肉です。
大腰筋は腰椎にから大腿骨に付着するので、体幹の安定・保持にも多大な影響を及ぼす筋肉です。
積極的に鍛えてほしい筋肉というより、普段から負担の掛かっている筋肉なのでストレッチで柔軟性を養っていただきたい筋肉です。
腸腰筋、大腰筋のストレッチの形は同じ形になります。
まとめ
その中でも私が特に思う覚えてほしい、ケアしてほしい筋肉の数は5つです。
どこから鍛えていいか分からない方、どこからケアしていいか分からない方は、まずはこの5つの筋肉を鍛えたりケアしてくださいね。